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上手な熱間樹脂埋めの方法
2023/10/16 17:36
- 熱間プレス機を使用したベークライトを使った樹脂埋めの際に、樹脂と試験片の界面に隙間ができる問題が発生しています。この問題に対する対策方法や注意点を知りたいです。
- 現在、試験片をプレス機にセットし、ベークライト粉末を充填した後、加圧と除圧を2から3回繰り返し、ガスを抜いています。その後、規定圧力まで加圧し、6から7分間保持し、除圧後に試験片を取り出して水中冷却しています。しかし、研磨後に樹脂/試験片界面に隙間ができ、面ダレが発生しています。
- ベークライト使用時に樹脂と金属間に隙間ができない方法や、ガス抜きの方法、試験片の準備方法など、熱間樹脂埋めの際に注意すべきポイントを教えてください。
上手な熱間樹脂埋めの方法
2009/11/30 12:41
ベークライトを使用して熱間プレス機で樹脂埋めをするとき、
樹脂と試験片の界面に隙間が出来てしまうのですが、
対策はないでしょうか。
現状、試験片を150℃に加熱したプレス機にセットし、
ベークライト粉末を充填したら加圧→すばやく除圧を
2から3回繰り返してガス抜きします。
その後、規定圧力まで加圧して6、7分保持、
除圧後、試験片を取り出して水中冷却しています。
ところが組織観察の為に研磨すると、
樹脂/試験片界面に数μmの隙間が出来てしまい
面ダレしてしまいます。
冷却中に樹脂が収縮してしまっているのでしょう。
無電解ニッケルメッキの設備がないので
・冷却時も加圧しておく
・ここぞと言うときのみ、収縮率の小さい樹脂を使う
という2つの方法で逃げていますが、
出来ればベークライト(安いので)を使用して、
固まったらすぐ取り出してすぐに研磨したいと思います。
樹脂と金属間に隙間が出来にくい方法
(力のかけ方とかガス抜きの良い方法とか、
あるいは試験片の準備方法といったもの)
をご存知の方、ご教示下さい。
宜しく御願いします。
回答 (2件中 1~2件目)
似たような業務を行っている者です。
1.まず研磨紙にて#400くらいまで研磨する。
2.出来れば試料を超音波洗浄する。(隙間のごみを除去する)
3.低粘土の瞬間接着剤(アロンアルファ)を隙間の出来ている所に塗布
4.硬化促進剤があるので、スプレーすれば瞬時に硬化
5.後は、通常の研磨を行う。
・100%とは行かないですが、窒化等の剥離しやすいSampleには効果大です!!
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>>組織観察の為に研磨すると
良く作りました
熱をかけるのはやめたほうがいい
どうしても内部応力がかかるから
常温硬化のものがいいです
境界での面ダレは樹脂の柔らかさによって起きる場合もあるので(魔境みたいに削れる) 完全には防げません
透明レジンがお勧めです 高いけど
切ったり 磨いたりする時に 中が見えるので失敗がない
なんか難しく考えすぎです
2液タイプの常温硬化タイプのモノは
固まるのにだいぶ時間がかかるので
混ぜるスピード なんて 適当でいいですし
ドラフトチャンバーなんかいりません
脱泡に真空器があればベストですが なくてもできます
熱をかけるタイプだと 樹脂は表面から固まりはじめるので 内部応力は外に向きます
2液タイプのモノは 化学反応で発熱するので一様に温まり一応に冷えるので応力は発生しにくいです
境目ができにくいですよ
http://www.geocities.jp/tarokun_studio/howtotop.html
現状モデルをhttp://www.sanyo-chemical.co.jp/product/sanmodur/jpn/properties.htm
で作ってますが
目分量で5:5 適当にねって固めてます
ナットなんか埋め込んで使ってますよ
試験片じゃないので鏡面まで磨きませんが
150度も暖めると
常温との温度差は130度近くあり
熱線膨張が無視しできないです
比熱も金属と樹脂では違うので 応力がたまりやすいです
補足
2009/11/30 18:25
回答有難う御座います。
応力の発生や固溶ガス元素の出入りが問題になるほど
厳密なことは管理しない、という前提です。
組織観察(しかも浸炭層、窒化層深さ、表面の
酸化層の観察程度)、ビッカースやヌープ硬度測定を
する程度ですので、固溶ガス元素が出入りするとか、
内部応力によって硬度が変化するとか、
どの道、検出できません。
それに冷間はガス抜き等、それなりに熟練が必要な上、
樹脂の臭いがきついのでドラフトチャンバーも必要です。
混ぜるスピード、硬化速度等、なかなか標準化が難しい・・・
手順書も作らないといけない・・・
と言うことで、ベークライト使用でメッキは使用しないで、
手早く次々と作製して、それでいて隙間が出来ない、
という方法を探しています。
樹脂が先に削れてしまうことで面ダレするのは
ダミーもいっしょに樹脂埋めするとか研磨荷重を落とすとか、
ある程度対策可能ですので、OKです。