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焼きばめとキーによるトルク伝達について
2023/10/17 14:47
- 焼きばめとキーによるトルク伝達の図面を良く見かけますが、一方ではダメなのでしょうか?
- キーの許容せん断力を計算すると値が小さく、キーだけで十分と思われるのに、それにさらに焼きばめが組み合わされている。
- 焼きばめによるトルク伝達で十分なのに、キーが組み合わされている。保険をかけている解釈でいいのでしょうか?
焼きばめとキーによるトルク伝達について
2009/06/19 12:41
初歩的な質問で恐縮です。
焼きばめとキーによるトルク伝達の図面を良く見かけますが、どちらか一方ではダメなのでしょうか?
キーの許容せん断力を計算するととても値が小さく、キーだけで十分と思われるのに、それにさらに焼きばめが組み合わされている。その逆パターンもあって、焼きばめによるトルク伝達で十分なのに、キーが組み合わされている。万が一を考えてお互いに保険をかけている、ぐらいの解釈でいいのでしょうか?
どなたかご教示くださいますよう、よろしくお願いします。
質問者が選んだベストアンサー
設計改善でよく見られる事象だと思います。もともとの設計段階ではキー
伝達であったものを負荷の変動や振動などにより,キーの往復動作における
ガタツキが問題になることがあります。こうした場合改善のため,軸締結を
焼きばめにする場合がよくあります。結果としては焼きばめしめしろによる
摩擦力の方が大きく,キーは安全のための冗長部品になります。つまり焼き
ばめのしめしろは形状誤差も含むため管理が難しく,ばらつきの範囲で締結
力が不足する場合も考えられます。キーはそのときのための安全確保の部品
ともいえます。焼きばめは製造面でもコスト高になるため,最近ではパワー
ロックなどのユニット結合部品を使う場合も多いと思います。
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その他の回答 (3件中 1~3件目)
先のお二方の回答とは違う観点から述べてみます。
実は、冗長設計の様なこの手法、一度だけやったことがあります。
理由は、
1.軸芯を一致させたい。
2.それもあって、締り嵌めにしたい。(ガタが出たら嫌だな。)
3.プレスでの圧入は、傷を付けそうで嫌だ。
4.幸い、焼嵌め・冷し嵌めを、やってくれる会社が手近にある。
5.勘合部分の長さが取れず、ずれてしまっては危険になる。
6.ボスの径には余裕がある。
7.キーを追加しちゃおう♪
・・・なんて感じでした。(なんちゅう設計だよ!)
まぁ、そんな事情もあると言うことで。
(やっつけの駄目設計です。真似しちゃぁ、いけません。)
お礼
2009/06/22 19:23
鶴屋南木 さま
安全サイドに立った設計手法だったのですね。
焼きばめ・冷しばめをしてくれる会社が近くにあるので、真似してみようかな(笑)
参考になりました。ありがとうございました。
Question
万が一を考えて保険をかけている、ぐらいの解釈でいいのでしょうか?
Answer
YESです。が、機能を考慮しての保険です。
万が一の衝撃荷重が掛かった場合、焼きバメのみでは大きく位相がズレ、
機械の破損をまねく恐れがある場合に、実施します。
最近は、他の回答者さんも記述していますが、TSUBAKIさんのパワーロック
を焼きバメの代わりに使用しますが、
? 万が一緩んだ場合、死亡事故等の人身事故が発生する箇所
? 万が一緩んだ場合、機械破損で膨大な損失が発生する箇所
への使用は禁止すると、設計仕様書に記載しているメーカーが多々あり
ます。それと、似た内容での対処方法です。
お礼
2009/06/22 19:20
後の先、アフターユー さま
ありがとうございます。
衝撃荷重も考えて人命第一・安全第一で設計する。勉強になりました。
ありがとうございした。
お礼
2009/06/22 19:18
要素奇知 さま
ありがとうございます。
コスト面も考えつつ設計をしないといけませんね。
勉強になりました。ありがとうございました。