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金属引張試験で起こる誤差の原因とは?
2023/10/17 14:48
- 金属の引張試験で誤差が生じる原因は、計測ミスや環境的要因です。
- 引張試験では、正確な測定結果を得るために慎重な計測が必要です。
- また、環境的要因(温度や湿度の変化など)も引張試験に影響を与える可能性があります。
金属引張試験
2009/06/18 19:20
金属の引張試験で誤差がしょうじる原因は何ですか?
計測ミスや環境的要因は無でお願いします
回答 (4件中 1~4件目)
材料ばらつきも,引張試験データの誤差に反映しますが,ここでは機械的な
誤差に限ってお話します。計測上の誤差としては,測定機器の誤差もありま
すがこれは較正すればある程度除く事ができます。比較的よく経験するのは
チャック部のすべりによる伸びの計測誤差だと思います。また引張試片は
標点での破壊を前提にしていますが,試片のセット方法や引張速度によって
も,計算上の応力に誤差が生じます。
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SS400の様に、P(リン)やS(硫黄)以外の成分の規定がなく、只引張強さ
が400N/mm2以上とされている場合、ロットや製造メーカー若しくは製造所
が変われば、当然引張強さは異なります。400N/mm2以上での製作方法です
から。
また、S45C材等でも、成分のバラツキは、**%~##%と規定され、その範囲
でのバラツキは許されています。そして、均一作る事など不可能で、それ
が引張強さのバラツキ(誤差)要因になります。
更に、熱処理を行なうと、焼き入れ硬度にもバラツキが生じます。
引張強さと硬度は、硬度換算表を観ますと、比例関係にあるので、硬度の
バラツキ = 引張強さのバラツキ(誤差)となります。
以上の様な要因が、金属の引張試験で誤差が生じる原因です。
JISにも規定されている筈だが、引張る速度も意外に重要で、規格内の速度で
ある程度、定速にしないとそれが、大きなバラツキ・誤差につながると思う
確か遅い分には問題無いと思ったが、それだけ時間が掛かるという意味もある
例え同一ロットだとしても、成分には微小のばらつきはありますし、
熱処理の熱の入り方にしても微小なばらつきは生じます。
ですから、JISでも成分には範囲が設けられていますし、引張強さも最低値を
定めていますよね。
したがい、金属の引張強さに違いが生ずるわけですから、おのずと引張試験
にも誤差は生ずると考えます。