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2009/05/25 09:24
切削加工後のバリ取りとバフ研磨加工を同時に行えないか検討しています。
最も可能性がある加工はウォータージェット加工と思うのですが、検討の余地はあるのでしょうか?
バリ取りも表面仕上も加工後の状態(バリの大きさや表面粗さ状態)で結果が変化し明確な答えは難しいと思いますが、とりあえずバリ取りは微細バリの場合で、表面仕上はバフと同等レベルまでは必要とせずもともとの面と比較すると少しでも磨かれればOKです。(抽象的でスミマセン)
宜しくお願いします
バリ取りとバフ研磨とでノズルを分ければ可能性があると思います。
解説・理由は下記の通りです。
1.バリ取りについて
バリは母材に圧縮応力や熱処理がされたような状態なので、実際には非常に硬いです。
それをウォータジェットで取ろうとすると、水だけでは難しく、実際には砥粒を混ぜる「アブレシブウォータジェット」でやる必要が出てくるでしょう。
2.バフ研磨について
バフ研磨まではいかなくても面を均一に磨いてやる必要があります。
これはウォータジェットには苦手な分野です。どうしても中心の勢いが強くなってしまうので。
しかしながら、研究はされているようです。(WEBで閲覧できる資料は見つかりませんでしたが…)
…上記をお読みいただければ想像つくと思いますが、前者は集中が必要で、後者は拡散が必要です。従って2つの加工を両立するようなノズルは非常に難しいと思います。
高圧水発生機は一緒にして、ノズルは分ける、というのが現実的な方法ではないでしょうか。
一度スギノマシンさんなどのメーカーさんにご相談されてはいかがでしょうか?
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ウォータージェットは主に切断に用いられる
そんな高価な機械でなくても 「ウェットブラスト」とか
細かい磨きならば「液体ホーニング」と呼ばれる事もあります。
原理的にはみな同じです。
物の材質、大きさ、形状、寸法精度により加工方法が決まってきます。小さい物ですとバレル研磨が一般的ですが大きくなると、電解研磨や化学研磨などがあります。図面をみせてめっき屋さんに相談するほうが早いと思われます。
2009/05/26 08:02
回答頂きありがとうございます。
抽象的は表現ばかりでわかりづらく申し訳ありませんでした。
専門分野の方々と相談しながら進めて行きたいと思います。
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お礼
2009/05/26 08:04
抽象的でわかりずらい説明の中、的確な回答を頂きありがとうございます。
おかげさまで検討のポイントが見えて効率的に進められそうです。
今後も宜しくお願いします。