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減面率とは?金属の試験データーの中の意味について
2023/10/17 18:16
- 減面率とは金属の試験データーに記載される指標であり、金属の変形量を評価するための値です。
- 減面率は金属が外力や熱によって変形した際の大きさを示し、金属の強度や耐久性を評価するために重要な情報となります。
- 減面率が大きいほど金属は変形しやすく、逆に小さいほど金属は変形しにくいと言えます。
減面率
2009/04/02 12:07
金属の試験データーの中に、減面率と有るのですが、”減面率とはどう言う事”なのか教えて下さい。
素人ですので、わかりやすくお願いします。
質問者が選んだベストアンサー
減面率は、断面減少率のことを指しているものです。
言葉通り、元の断面積より変形後の断面積はどれぐらい減少したかを
割合の数値に表したものですね。
例)Φ50のものをΦ30へ押出し成形した場合の減面率
((50^2-30^2)/50^2) ×100=64%
((元の断面積-変形後の断面積)/元の断面積)×100
例題の式は、これを簡易化したものです。
ここで、この値が求まったからといって何が分かるの?ということに
なりますが、この値により材料がどの程度変形できるのか、変形に要する
荷重がどのぐらいになるのか。などのことが求められます。
このように塑性加工については、加工形状、加工工程を減面率により
決めたりと荷重を計算し、設備を選定したりします。
むしろこの計算が出来ないようでは設計も出来ません。
減面率と荷重の関係については正式な数値はどこを探しても見つからない
と思います。この関係は先人達の数多くの試験結果、経験よりきているもの
が多くそのデータにより導き出したりします。
(費用と時間があれば自分でも試験できますよ。)
ざっとではありますが、こんな感じではないかと思いますよ。
ご参考になれば幸いですが。。。
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その他の回答 (3件中 1~3件目)
皆さんとは違った方向から書き込みます。
減面率の言葉の解釈はまさに正解です。
熱間、冷間圧延でも同じ言葉を同じ意味で使います。
只 圧延機で圧延する(2本の回転ロールで挟んで潰します)ので、大きな減面率は取れません、これは材料がロールに食いついていかないからです。
冷間の場合は熱間に比べて減面率は小さくなります。
?の35%の意味は、これを超えると材料内外に亀裂、破断などが発生する
という意味と思いますが、、、、。
お礼
2009/04/02 16:52
ご回答有難う御座います。
35%はそういう意味なのですね。
参考になりました。
金属材料において変形による断面積減少により,加工硬化して材料強度が
高まります。断面減少の割合を減面率と言い。減面率と硬度や強度と相関が
あります。下記URLを参照ください。
お礼
2009/04/02 14:06
ご回答有難う御座います。
ネットでの検索でも色々探してみます。
お礼
2009/04/02 14:03
早々のご回答有難うございました。
減面率の意味はわかりました。
度々で申し訳御座いませんが、
後半の塑性加工についてですが、実は、ASTM A216M WCB規格の中に、減面率35%とあるのですが、これは、定められた試験方法により行なわれた結果が、35%(最小)である事との判断で宜しいのでしょうか?