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小径穴加工の方法と注意点
2023/10/17 19:44
- 小径穴加工の真鍮における最適な深さと回転数について紹介します。
- 古いマシニングの場合、スピンドルの回転数に制限があるため注意が必要です。
- 高温になる可能性があるため、適切な回転数で作業を行うことが重要です。
小径穴加工
2009/02/27 16:20
真鍮にπ0.4mm~0.8mmで深さ5mmの穴加工をしようとしています。
ただ古いマシニングのためスピンドルの回転が3000rpm
までしかあがりません。
しかも3000rpmで回し続けるとヘッドが高温になるため
通常MAX1500~2000rpmくらいで抑えています。
10時間で100穴くらい出来れば良いのですが
可能でしょうか?
質問者が選んだベストアンサー
少なくともφ0.5mmくらいであれば、
加工自体は不可能ではないと思います.
回転数よりも、一番の問題は主軸の振れ具合でしょうね.
深さ5mmというのは、φ0.4に対して12.5倍になり、
ドリルの突き出しは、それ以上にはなる訳ですから、
あまり回転を上げますと
キリ先がより大きく振られてしまう可能性が出て来ます.
例えば、0.01mmの振れも、φ10のドリルに対しては径の0.1%ですが、
φ0.4になれば2.5%になります.
わずかな振れがより大きく影響して来る訳で、
本質的には、径が小さく突き出しが長くなるほど
回転を上げられなくなって来ます.
超硬ドリルを使うという話でなければ、
回転数はあまり気にしなくて構わないと思います.
1万回転もφ0.4では周速12.5mほどにしかなりません.
逆に2000回転でも周速2.5mにはなります.
超硬の場合には、本質的に脆いので
少しでも切削速度を高くしたくなりますが、
難削材で一桁メートルの切削速度で加工する事があると考えれば、
ハイスや工具鋼にとっては十分な切削速度と言えるかも知れません.
ただ、正のスクイ角が不利に働く真鍮の特性を考えますと、
とくに快削黄銅などでは、より一般的なツイストドリルよりも、
場合によっては平錐や半月ドリルなどの方が有利になる事は考えられます.
なお、10時間で100穴は1穴あたり6分という事になります.
毎分指令での送り速度の最小は毎分1mmですから、
仮にF1.を指令しても6分あれば6mm送る事ができます.
位置決めに掛かる時間がありますので、
仮に6分で6mm切削しても、10時間で100穴はできませんが、
2000回転で毎分1mmは、1回転あたり0.5μmに相当します.
百分台のドリルでもなければ、
さすがにそんな送りにはならんでしょう.
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その他の回答 (3件中 1~3件目)
100穴で10時間とは、あまりにも効率が悪いのでは。
ソコソコの仕事量があるのならば、増速スピンドルという手段もあり
ますのでご検討してはいかがでしょうか。
ただし、3,000回転仕様で、発熱のため2,000回転以下で使用...
ぐらいの古い機械であると、アキオさんも心配されている主軸の振れ
に加えて振動も心配ですね。
エアスピンドルをつける前提であれば出来ない事は無いかと。
設備投資は無くと言われれば無理では無いかと考えます。
お礼
2009/03/05 13:11
御回答ありがとうございます。検討してみます
お礼
2009/03/05 13:20
御回答ありがとうございます。
とりあえず、φ0.8で試してみたところ、2000回転でも
出来そうな感じでした。
古い機械ですがそれほど重切削はしていなかったので、
主軸の精度もでていたのかも?
1穴あたり6分はたしかにかかりすぎですね。