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オイルシールの周速について
2023/10/18 00:26
- オイルシールを選定する際に重要な要素の一つが周速です。周速はオイルシールの耐久性や摩擦に関わる値であり、適切な値を選ぶことが重要です。
- 周速の計算式は、周速(m/s)=円周率×ステム直径(mm)×回転数(rpm)÷60000 です。ステム直径と回転数を与えると周速を求めることができます。
- 許容周速はオイルシールのメーカーやタイプによって異なりますが、一般的には6~8m/sが目安とされています。周速が許容周速を超えると、摩擦が大きくなり耐久性が低下する可能性があります。
オイルシールの終周速について!!
2010/11/04 09:02
度々お世話になっておりますZyeronimoです。←設計ド素人です。
さっそくですが、オイルシールなどを選定するときに出てくる周速について教えてください。
周速の公式は
周速(m/s)=円周率×ステム直径(mm)×回転数(rpm)÷60000
ステム直径(パッキン内径)10mm
回転数 6000rpm
で周速を計算したところ 3.14m/sとなりました。
しかし、IKOでは「軸の許容周速は通常の場合6~8m/s」となっていました。
周速が許容周速より速いと摩擦が大きくなるのでダメなのはわかるのですが周速は遅くてもダメなのでしょうか?教えてください!
今回は回転軸の外径に制限があるので選定に迷っています。
よろしくお願い致します。
追記です。
オイルシールだけでなく、バリシールなどにもこの公式は有効なのでしょうか?
質問者が選んだベストアンサー
下記サイトの『シール汎用技術』『オイルシール』&『使用可能範囲』を
参照下さい。オイルシールは適用する周速Vと圧力Pで選定します。
周速は摺動面の摩擦に影響し、リップ部の周速が増すとその温度が上がり
ます。一般にオイルシールはゴム製なので温度上昇が制限されます。また
圧力はシール性を表します。圧力が高いと漏れのリスクが高まります。
つまり速度に関しては早い方が温度上昇が大きく問題になります。遅い場合
は通常は問題にしませんが、塵埃や異物を噛み込みやすくなったり、潤滑油
の循環が阻害される弊害がありますので配慮が必要です。
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その他の回答 (2件中 1~2件目)
IKOのオイルシールというとニードルベアリング用シールのことと思いますが
許容周速が使用条件によってバラつくということで、
「許容」範囲内であれば低い回転数で使用しても問題有りません。
当然、止まっている時(周速=0の時)でもシールしています。
このシールは防塵、グリスの漏れ防止の為のシールなので
圧力のかかる場合には、他のシールを検討orメーカーに相談した方が良いと思います。
他の種類のシールについては、それぞれのカタログを確認した方が良いです。
お礼
2010/11/05 08:36
やはり周速は遅い分には使えるという感じですね。
なんとか成り立たせることができます。ホッ
有難うございます!!
お礼
2010/11/04 13:36
とても丁寧な回答有難うございました。
遅くても速くても悪影響があるのですね。…難しいです。
この回答をさっそく選定に活かしたいと思います。
有難うございます。