このQ&Aは役に立ちましたか?
お勧め正面フライスカッターの選び方と使用経験について
2023/10/18 01:41
- マシニング(機械加工)初心者のためのお勧めの正面フライスカッターの選び方と使用経験について紹介します。
- 適切なカッターの選択は、縦型門型マシニングセンタでの加工材質や加工形状に応じて行う必要があります。
- 現在検討中のサンドビックコロミル345や三菱ASX445R、イゲタロイウェーブミルWGC4000シリーズについてメリットとデメリットについても紹介します。
お勧め正面フライスカッター
2010/09/14 23:03
こんにちは
マシニング(機械加工)初心者でいつも参考にさせていただいております。
φ50程度の正面フライス用(45度タイプ)カッターで
お勧めのがありましたら教えてください。(個人的好みで大歓迎)
マシン・・・縦型門型マシニングセンタ(BT50)
加工材質・・・SS400とSUS304がほとんど
加工ワーク・・・板物や製缶物が多くワーク剛性が低い
加工形状・・・板の厚さをそろえたり、段を彫ったり
が多いので切り込みZ量は荒加工で3mm以下がほとんど。
現状での不満・・・今保有しているカッターでチップが磨耗しやすく
数ワーク(加工長数m)で面の光沢がなくなる。
(チップ材種選定や加工条件がまだまだ
煮詰められていないのもありますが・・・)
保有工具)
○セラの刃先調整のできるタイプ
三○の肩削り用ASX~~
○○どびっくの390ロングエッジカッター
(本来は側面加工用)
希望・・・チップ固定方はクサビで固定するタイプではなく
ねじ式のもの
現在検討中工具
サンドビックコロミル345
三菱ASX445R
イゲタロイウェーブミルWGC4000シリーズ
コロミル345が8コーナーチップで低コストかな・・と
でもサンドビックは基本値段が高い・・・
いかがでしょうか?
使用経験のある方でメリットデメリットご存知の方いらしゃいませんか?
よろしくお願いします。
回答 (5件中 1~5件目)
回答(2)です。
追加のご質問がありましたのであらためて回答します。
価格の話はさておいて...
コロミル345はカッターの中心から各々のチップポケットに向かって
クーラント吐出用の穴があいています。
スルースピンドル装置付の機械で、エアーやミストやクーラントを主軸
中心を経て、各々の穴からインサートのすくい面に向かって吐出させる
ことができます。
刃先交換式の肩削りタイプのカッターではお馴染みの機構ですが、正面
フライスでは珍しいです。
この機能を使うときは、内部給油回路付のFMH形のフェースミルアーバが
必要です。
FMH形フェースミルアーバの例。
↓
http://www.big-daishowa.co.jp/pdf/fmh.pdf
因みに機械に機能が付いていなければ、付加価値とはなりませんので悪し
からず。
ついでに回答(1)さんへの質問の回答も。
正面削りで、肩部の問題がなければ丸駒インサートのカッターも
有効です。
注意が必要なことは、切込みが大きいと背分力の増大により、
薄板ワークでびびりが発生する可能性があることです。
御社では重切削は無いとのことなので、恐らく大丈夫でしょう。
なお、インサートの材種やブレーカの種類は、一般の正面フライス
の方が種類が豊富です。
...ということで、選択肢が多くて迷いますね。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
コロミル345の8コーナー仕様の経済性は魅力的ですね。
まあ、一度テストカッターを取り寄せて実際に加工されるのが良いかと思われます。頭で悩んでいてもしょうがない。
三菱のASXも良いカッターと思いますし、あとは最適なチップ材種などもからんでくるものと思われます。チップの材種やブレーカの選定などで面の品質、チップ寿命なども変わってきます。これも悩みますね。
尚、コロミル345は、切込み量2.5以下と高い切削速度にて真価を発揮しそうですね。
私的には三菱ASX445Rお勧めです。すごい刃の角度がポジチィブでスイスイ削れました。304の時は油かけながらでそれほどもちが悪いとかは無かったです。
ssも綺麗に仕上がります。
一番気に入っていたのは、たまに私の会社ではアルミ系をやるのですが。。
アルミ用のチップがすごい綺麗に仕上がります。
過去に何回か回答させて頂いていますが、
○○どびっくの390ロングエッジカッター
は適切な加工箇所で使いましょう(笑)
書かれている通り、材種選定と加工条件を煮詰めることで改善を
図る余地もありそうですが、1台のカッターの同じインサートで
SS400とSUS304を加工するのを止めることも一案です。
私なら、
三○の肩削り用ASX~~ をそのままSS400専用にして、
サンドビックコロミル345 を新たにSUS304専用で購入してみたいです。
寿命の短いSUS304の加工で、8コーナ使いは魅力的ですね。
また、もしご使用の機械に、スピンドルスルークーラント装置がついて
いれば、コロミル345は内部からクーラントを供給できるので、SUS304
の加工に有効かもしれません。
因みに回答(1)さんの挙げられたのも古いタイプですが良い工具だと思
います。
余談)
×縦型門型マシニングセンタ
○立形門形マシニングセンタ
です。
ちょっちちがうけど
チッピング対策にはお勧め
ファイ50だとこの辺
http://www.monotaro.com/p/0618/6162/
丸チップなので丈夫です
私のお気に入りだったのは
http://www.monotaro.com/p/0619/4535/
これ
まず、チッピングしなかった
平面なら、理論粗さもいいです
補足
2010/09/21 20:40
丸チップが気になってきました。
欠け(磨耗し)にくくて、加工面がきれいなのがメリットでしょうか?
45度のカッターと比べてデメリットってありますかね?
(弊社は今のところ重切削はあまりしません。)
お礼
2010/09/21 20:54
いつもお世話になっております。
おっしゃるようにいろいろ兼用しようとすると当然
メリット半分、デメリット倍になりますよね・・・
最近わかってきました。
コロミル345は8コーナーなんですがサンドビックが割高な為に
1コーナーあたりの単価が他社の4コーナータイプとあまり変わらない
ことがわかりました。
つまり性能(それと好み)次第ということですかね。
「コロミル345は内部からクーラントを供給できるので、SUS304
の加工に有効かもしれません」
の詳細をもうすこしわかりやすく教えていただけませんでしょうか?
まだ全く絞りきれていないので、デモ機を貸し出してくれるところを
探してみようと思います。