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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:SKD61の高周波焼き入れについて教えて下さい)

SKD61の高周波焼き入れについて教えてください

2023/10/18 04:45

このQ&Aのポイント
  • SKD61は焼き入れ鋼であり、通常の焼き入れ焼き戻しを行うのが本筋です。しかし、高周波焼き入れでも使用することができます。
  • 材料メーカーによると、焼き入れ鋼は本来の姿で使用することで適正な強度が出ますが、SKD61を高周波焼き入れして使用しても問題はありません。
  • 応力があまりかかるわけではない軸の中では、SKD61を高周波焼き入れして使用しても良いです。
※ 以下は、質問の原文です

SKD61の高周波焼き入れについて教えて下さい

2010/06/10 13:22

メーカーの技術者です。

あるシャフト部品で、SKD61を使用し高周波焼き入れをして使用しています。先輩がしていたのでその通りしています。
しかし元々SKD61は焼き入れ鋼なので通常の焼き入れ焼き戻しを行うのが本筋と思います。
以前材料メーカーに聞いたところ、焼き入れ鋼は本来の姿で使わないと適正な強度が出ないと聞いています。
軸の中は素材のままですし応力が余りかからないと言っても良くないと思いますが。
このようにSKD61を高周波焼き入れして使っていて問題がないのでしょうか。
アドバイスお願いします。

回答 (4件中 1~4件目)

2015/04/19 11:09
回答No.4

このような教科書には出ていない手法を取ると何が起こるのかは、調べてもほとんど出てこないので難しい。

通常は全体焼入焼戻で使用する強靭鋼やSKD61でも、浸炭や高周波焼入して悪いわけではない。ただSKD61の標準焼入温度が炭素鋼低合金鋼よりも200度ほど高いことには注意が必要。

高周波焼き入れして使っていて問題があるかどうかは、単純に高周波焼入適用が良い悪いではなく、熱処理後の特性が使用条件に適しているかどうかで決まる。つまり第一に確認するべきことは製品としての必要特性であり、製造方法の適否は、それを基準にして判断する。

?全体を焼入焼戻すれば、全体が同じ硬さになり、表層部の圧縮応力は発生しない。

一方高周波焼入では、表層部のみが硬く、芯部は素材(市販ままなら焼きなまし)の硬さになる。炭素鋼低合金鋼の高周波焼入ならば通常は低温焼戻だが、SKD61は低温焼戻と高温焼戻の両方が使える。表層硬さはどちらの焼戻温度でも大差はない。?低温焼戻ならば表層部には圧縮応力が残留する。?高温焼戻ならば、熱処理歪が大きく緩和される。

???のどの状態が望ましてかで製法が決まる。

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質問する
2010/06/17 14:55
回答No.3

SKD61を高周波というのは初耳です。SKD11の高周波はHRC50程度しか入らないそうですが。

SKD11もそうですがSKD61も、焼入れでCrなどを固溶させた後、高温戻し(550℃~600℃程度)をすることで、炭化物を析出させる素材なので、高周波で瞬時に加熱した後冷却したのでは固溶できず、焼き戻しをしても炭化物の析出を見ないのではないかと思われます。

早い話、出来たものはS45Cの高周波焼入れと大差ない状態と考えますが。

お礼

2010/06/18 10:29

アドバイス有り難うございます。

素材の成分からしてこのように考えるのが適切かと思います。

有効な意見有り難うございました。

質問者
2010/06/11 17:47
回答No.2

高周波ですか?
それで焼きが入るのであればいいのですが・・。
後、ひずみはどうなんですか?ひどくないですか?
ウチではSKD61は使いませんが、SKDで高周波というのは
初めて聞きました。
ちょっと調べてみましたが、SKD61と言うのは
真空焼き入れで戻しもやってHRC50ぐらいみたいですね。
ただ、SKD11との大きな違いはSKD61は300~400度ぐらいまで
硬さ、引っ張りがある程度維持されるということ。
真空焼き入れをして初めて本来の性能がうまれてくると思います。
ちなみにSKD11を高周波するとほとんど焼きが入りません。
まだ、ガスであぶって空冷したほうがマシです。

お礼

2010/06/11 18:10

回答有り難うございました。

今後の参考にさせて頂きます。

質問者
2010/06/10 16:29
回答No.1

SKD61は真空熱処理をお勧めします。
<ミスミ技術講座より>
合金工具鋼のうち、いわゆる熱間ダイス鋼(JIS:SKD61)は、キャビティやコアの材料として使用されています。硬度が比較的高く、磨耗にも耐え、耐衝撃性も比較的高いので細身のコアピンの材料としても重宝されています。
 SKD61は、その優れた特性を発揮するために焼き入れ(クエンチング)を必要とし、焼き入れ後は、焼き戻し(テンパーリング)処理をして金属組織の安定化とじん性改善を行います。
 ところが、SKD61は、焼き戻しの条件で寸法変化と硬度の低下を引き起こすことが知られていますので、その傾向を理解したおかないままに焼き戻しをしてしまうと、思わぬ失敗に陥る場合があります。
<真空熱処理の技術情報 HP>
http://www.edison-ht.co.jp/cgi-bin/edison/siteup.cgi?category=2&page=0

お礼

2010/06/11 09:48

有り難うございました。参考になりました。

その後資料で調べたところ、高周波焼き入れの場合は、硬度は高くなるが内部と表面の引っ張りと圧縮応力の違いを十分理解しておく事も分かりました。

有り難うございました。参考になりました。

その後資料で調べたところ、高周波焼き入れの場合は、硬度は高くなるが内部と表面の引っ張りと圧縮応力の違いを十分理解しておく事も分かりました。

質問者

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