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内蔵された保護用ダイオードについての疑問
2023/10/18 07:36
- ICのデータシートを見ると、入力や出力保護用のダイオードが内蔵されていることがあります。しかし、設計者の中には外部に保護用ダイオードを追加している方もいます。その理由について疑問に思っています。
- 質問の本文では、特定のIC(TD62003)の場合に外部のバリスタを追加することがあるかどうかについて尋ねています。
- ICにダイオードが内蔵されている場合でも、設計者が外部の保護回路を追加する理由は何なのか疑問に思っています。
ICに内蔵されているダイオードについて
2010/03/31 09:47
お世話になっております。
ICのデータシートなどを見ていますと入力、出力保護用の
ダイオードが内蔵されているものがあります。
内蔵されているのであればICの外部に保護用のダイオードを
設置する必要はないと思うのですが、設計者の中にはあえて
外部に保護用ダイオードを設置している方がおられます。
(その方に質問したところ「信頼性がない」と仰っていました)
そこで質問なのですが、ICに保護用ダイオードが内蔵されている場合
外部にも保護回路などを設置する必要はあるのでしょうか?
回答して頂き、誠にありがとうございます。
種類によっても考え方が異なるのですね。
上記の設計者の方が行っていた保護についてもう少し詳しく
説明させていただきます。
ICは「TD62003」(7chダーリントンドライバ)です。
このICの出力をケーブルを使って別基板と接続する仕様となっています。
出力部に保護用のダイオードを内蔵しておりますが
設計者の方はさらに外部にバリスタを追加してESD保護をしていました。
私自身はICに内臓しているので必要ないのでは?
と考えてしまいました。
質問者が選んだベストアンサー
ICといってもさまざまですので全て同じように論ずることは避けるべきです。
まずCMOSとか小さいもののダイオードは寄生のものやESD保護が目的ですので10mAとか小さい容量がほとんどです。
それを超えるような使い方はあってはなりません。
明らかに保護の必要があれば外部にてダイオード保護をするべきです。
ラッチアップは簡単におきますのでICが破壊されます。
またパワー系はその素子ごとに大きく異なりますのでデータシートをみて
判断するようにします。Vf、応答速度などにも気をつけないといけません。
抽象的な答えになりましたが、回路を見ないと具体的にはいえないかもしれません。
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その他の回答 (2件中 1~2件目)
#1回答者さんと同じ意味ですが、
ICの中に作り込まれたダイオードは、大きさが限られているので、
大きな電流を処理することができません。
外部から加わるサージが大きい条件において、ICが誤動作しないような電
圧レベルに抑える必要がある場合は、内部ダイオードだけでは不十分であり
外部にダイオードを付加したり、ダイオードがより効果的に働くように直列
抵抗を付加したりする必要があります。
お礼
2010/04/01 12:56
遅くなりました。
誠に申し訳ありません。
一概に不必要とは言えないのですね。
参考になりました。ありがとうございます。
お礼
2010/04/01 12:58
遅くなりました。
誠に申し訳ありません。
使用条件やデバイスの種類によっても考え方が
変わってくるのですね。
勉強になりました。
ありがとうございます。