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SUS304の正面フライス加工について
2023/09/06 13:44
- マシニング初心者がSUS304の正面フライス加工に挑戦する際の心配事について相談です。
- 加工材質はSUS304の板で、幅50mmの額縁形状に外側を4mm、内側を3mmの勾配で加工する予定です。
- 加工後のワークの反りや面荒さについて、ドライ加工とウェット加工の違いや影響について教えてください。
SUS304の正面フライス加工について
2010/03/14 22:53
マシニング(機械加工)初心者です。
見積りで以下の様な加工があり、試し加工をしてみようと思うのですが
実績がないため心配です。
加工材質はSUS304(数量は1つ)
板厚5mm、縦250mm、横850mmの板で平面図としては幅50mmの額縁形状(四角い板に四角い穴)です。
それを、額縁の外側の厚みを4mm>内側を3mm(1/50)の勾配に加工します。
外形はレーザー切断します。
つまり勾配だけの加工です。
ワークは、製品としてM6皿ネジようの皿もみを額縁周辺にあけるので
それを使ってt12mmの板に固定します。
弊社は3軸の縦型マシニングでなのでワークを固定した板ごと傾斜のついた
冶具に固定して、1辺ずつ加工します。
心配なのは加工後のワークの反りと面荒さです。
顧客にも「反りはでます」と伝えているのですが、どの程度になるかは
想像もつきません。
面荒さは特に指定はないのですが、ドライ加工がいいのかウェット加工がいいのか
理解しきれていません。(ミストクーラントはありません)
工具は超硬チップのフェイスミル(φ54)で加工するのですが
以前にウェットでSUS304を加工したらチップが欠けました。
一般的に肩加工(断続加工)ではウェットだとチップにとっては悪いんですよね。
でもワークに与える熱の影響とか面のきれいさはウエットの方がいいような・・・
反りについてドライorウェットで影響がちがうんでしょうね・・・
ご経験のあるかた、できましたらわかりやすくご教授お願いします。
質問者が選んだベストアンサー
>以前にウェットでSUS304を加工したらチップが欠けました。
>一般的に肩加工(断続加工)ではウェットだとチップにとって
>は悪いんですよね。
工具径に対して幅方向の切込みが比較的少なく、軸方向の切込みが
大きい肩削り加工では、おっやられる通り、ウェットの方が早期に
チッピングが発生する恐れがあります。
(特に切込み境界部の熱衝撃の影響大)
今回は、幅方向の切込み大&軸方向の切込み小のフライス加工ですの
で、水溶性クーラントをじゃぶじゃぶとかけて、切刃とワークを徹底的
に冷却することをお奨めいたします。
(軸方向の切込みは2回に分けた方が無難かもしれません)
また、加工ワークは1個で、中抜きしてあるので、あちらこちらに松葉
も加えてシッカリと押さえ、多少手間が掛かりますが加工周囲の押さえ
だけを外して順々に加工しては如何でしょうか。
因みに、φ54フェースミル...あまり馴染みの無いサイズですが特殊品
ですか?
切削条件は、メーカカタログ推奨のど真ん中でよろしいかと。
反りの発生リスクはゼロではないので、できる限りの対策を施す
ことをお奨めします。
・コーナ角0度のカッターは、ワークを引っ張り上げる方向に
切削力が作用しますので、加工していない部位の近傍をキッチリ
上から押さえる。
・ステンレスは熱伝導率が低く、加工部位のみが温度上昇して反り
が生じる可能性が有るので、徹底的にクーラントで冷却して
切削熱を抑える。
・コロミル390は低切削抵抗でステンレス加工に適していますが、
念のため軸(Z)方向の切込みを2回に分けて、切削力=切削熱の
抑制を図る。
ご参考となれば幸いです。
昨晩は混雑していて書き込めず、追記が遅くなりました。
補足
2010/03/15 23:35
φ57のフェイスミルはサンドビックのコロミル390のロングエッジカッターです。
厳密には種類としてはフェイスミルではないですね。
弊社はマシニングを導入して間もない為、現在保有しているフェイスミル系では、このコロミル390が面がきれいに仕上がるからです。
反りについてはいかがでしょうか・・・
もしおわかりでしたら・・・
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お礼
2010/03/23 12:43
>切削加工は経験と根性とハッタリです。
経験の少ない私は工具やワークのビビリより、まだまだ気持ちがビビってしまって・・・(笑)
>過去のご質問にも何回か回答させて頂いておりますが、
評価して貰えたらもっと励むかも!?(^^;
以前にもご回答いただいていたとは・・・
大変失礼しました!
今後ともどうぞよろしくお願い致します。