ハイパワーLEDとは？高輝度LEDとの関係や定義について

正確な定義はないとおもいます。

矢野経済とか富士経済のような調査会社がレポートを出しています。
このような調査会社では独自に定義しているようにも思いますので、
問い合わせてみることも一つの方法かと思います。
（高価な報告書を買えと言われるかも知れませんが・・・・）


技術的にみた場合、高輝度とハイパワーは別の概念です。

数年前まで、ＬＥＤの主用途は表示などでしたから、正面からみて明るい
ＬＥＤが求められていて、本質的な高効率化とともに、レンズ効果などで
正面からみた明るさを向上させることにも注力されていました。正面からみ
てどれだけ明るいかを測る尺度が輝度です。

ハイパワーとは、大電力を投入できる構造あるいは大光束が出力できる
ＬＥＤを指すと考えられます。

とはいうものの、上記のような統計としては、高輝度とハイパワーを同一視
して扱っているようにも思います。

私自身の「パワーLED」の定義は、放熱器を取り付けて使うような構造と
なっているLEDと考えています。放熱を確保した状態で、おおむね0.5W～1W
以上の電力を投入可能なものがその対象と思います。

ＴＶのバックライトや照明用のような大光量が必要な用途では、コストパフ
ォーマンスの観点から大光量素子化が進みそうな気配はあります。とはいっ
ても大光量素子の方が、効率が低めだったり、熱が集中するので放熱コスト
が嵩んだりるので、一気にハイパワー素子化が進むとは限らないといった現
状でしょう。