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サイドカッターの切削条件とは?
2011/12/21 20:51
- 円筒(L=150・Φ32・アルミダイカスト品)をヤゲンに載せ、上面からクランプした状態でサイドカッタで切削していますが、主軸と回転方向にワークが回る問題があります。ベストな切削条件を知りたいです。
- 円筒の中心から深さ9.7mm突っ込んでから左右にF2000mm/min・S1800rpmで切削していますが、クランプ力が問題となっています。経験豊富な方に計算式やノウハウを教えていただきたいです。
- サイドカッタの切削条件について教えてください。現在、円筒をクランプした状態で切削していますが、主軸と回転方向にワークが回ってしまいます。ベストな切削条件をお教えいただけますか?
サイドカッターの切削条件
いつもお世話になってます。
このたび、ご教授願いたいのは再度カッターの切削条件です。
現状としては、
円筒(L=150・Φ32・アルミダイカスト品)をヤゲンに載せ、
上面からクランプした状態で
サイドカッタ(千鳥刃超鋼幅13mm・径160mm・18枚刃)で円筒の中心から
深さ9.7mm(Y方向)突っ込んだところから
X方向に(左右)F2000mm/min・S1800rpm(正転)で切削しています。
そのときに主軸と回転方向にワークが回ってしまいます。
クランプ力が問題なのは分かりますが、
ベストな切削条件も分かりません。
経験豊富な皆様に計算式やノウハウなどを教えていただきたいです。
どうかよろしくお願いします。
回答 (3件中 1~3件目)
恐らく切削条件が問題なのではなく、ダイキャストのクランプ方法が問題なのだと思う。
ダイキャスト品の多くは抜け勾配が付いているので、ヤゲン台にそのまま乗せてクランプをしても十分な固定が出来ないのでは?
ヤゲンの固定爪とクランプの移動爪をワーク形状にあわせる工夫の必要が有ると思う。
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この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
段取りがよく分かりませんが、立形マシニングセンタで、
ワークをテーブル上に立ててサイドカッタで溝を加工して
いると推測します。
本来であれば、ワークを寝かせてエンドミルで溝加工すれば、
能率も高く、また高価なサイドカッタを使わずに済みそうで
すが...無理なのですね。
さて、質問者さんは、貼付URLの工具を使用されて、23頁
に記載の切削条件を参考にされているのでしょうか。
今日び超硬工具を使用すれば、アルミ合金における切削速度
1,000m/minは常識的な値です。とは言ってもシリコン含有量
の多いダイキャストなので、取りあえず一刃あたりの送り量
は変えずに切削速度を20%程度落とすことも一案です。
回転速度n1,500min-1
送り速度vf1,680mm/min
さらに、今回の状況は明らかにクランプ力が不足していると
考えられますので、切込み→1/2として2回に分けて加工した
ら如何でしょう。確実に切削抵抗が減り、ワークの回転を抑制
できると考えます。
送りは、ダウンカットにして、水溶性クーラントをじゃぶじゃぶと
加工点に供給してください。
年末の慌ただしい中とは言え、各々の回答に対しノーリアクション
とは残念です。
(最近このようなパターンが多く、回答側のモチベーションも下が
ります)
フライスの切削条件
http://mrt-metalsaw.com/condition.html
切削速度 → 904 m/min
表では アルミニウム合金・超硬 → 250~400 m/min
大きい。絶対的な指標ではなく他の条件が良ければ充分可能だが、一応落とす。
1刃当たりの送り Sz(mm/刃)
Sz = 2000/16*1800 = 0.07mm
表では超硬メタルソー 0.005mm~0.02mm
メタルソーは刃が細かく切粉詰まりの危険がある故の値。サンドカッターなのでフルバックカッタの標準0.1~0.4に近い値でも可能なはずで、与件も不正解とは言えない。
ということで、回転→1/2、F→1/3に落として様子をみればどうでしょう。
条件を落とせばクランプ力も余裕が出ます。