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ツーリングのスピンドル回転数制限について
2023/10/19 02:28
- ツーリングのスピンドル回転数制限について疑問があります。
- 突出し長さやシャンクによる回転数制約はカタログには載っていないため、どのように気を付ければ良いのか悩んでいます。
- スピンドル回転数を上げることに不安を感じています。アドバイスをお願いします。
ツーリングに対するスピンドル回転数の制限について
2012/02/02 00:49
BT40のマシンです。
ハイドロチャックのホルダーに先端チップタイプの超硬シャンクφ20突出し長さ160でくわえた状態で、主軸回転の暖気を行いました。
暖気運転はS5000~S20000まで行われます。
S16000あたりで、ツールが大きく振れてしまったのか、ホルダーごと破損してしまいました。
(主軸自体も変な音がするようになってしまいました。)
この突出し長さの物を、こんなに高回転で回してはいけないということはわかりましたが、これって常識なのでしょうか?(まわりから散々言われました。)
でも、ホルダー自体は3万回転OKだし。シャンクや突出しに対しての、
回転数に対する制約はカタログ等確認してみましたが、載っていません。
気を付けるにしても、どのように気を付ければ良いのでしょうか?
工具径、突出し量に対する限界回転数の目安みたいなものは存在するのでしょうか?
それとも、経験から判断するしかないのでしょうか?
スピンドル回転数を上げる事がとても不安に感じるようになってしまいました・・・
アドバイスいただければ嬉しいです。
回答 (11件中 11~11件目)
メーカがシャンクを旋盤バイト用と考えて出しているなら、注意書きを怠ったかもしれませんね。イゲタロイのは有ったような気も
バランスには静的バランスと動的バランスがあって、高速回転では後者も問題になる。簡単には重さの分布が均一でない場合。このタイプのホルダは静的バランスのみ調整できるようになっているはず。
それにφ20で長さ160 もあると、シャンク単独に遠心力が働き弾性変形するからバランス崩れる。さらに共振現象が起き(固有振動数の計算可能)
そうなると一気に変形が拡大し、今回のように破損する。
というシナリオ。
なので、バイトのような長いものを高速で使うのは原則禁止、どうしてもの必要あるなら慎重に様子伺いつつ、、、
目安は当然あるでしょうが、アンバランス量=径調整なのでリミット掛けるのは人間様しかないし、、、
エンドミル、フルバックなど対称形で剛性充分で共振現象が起きにくいものは、カタログにある最高回転数以下にすると問題ない。
削り品質を上げるには微小バランスでも調整出来るホルダがあります。
タンガロイ・バランス調整付きコレットチャック
http://www.tungaloy.co.jp/ttj/products/cutting/manual/TungBlancej.pdf
カタログでははっきりしないが
BIG EWBボーリングヘッド(丸バイトタイプ)
http://www.big-daishowa.co.jp/product_page/data_05_ck-boring.php
BIG EWBボーリングヘッド(丸バイトタイプ)
加工径φ1~φ50 Max16000min-1
EWN04-7CK1…
Max30000min-1
このタイプは最高回転数が入ってます。上の方か、近いものならやはりアウト。しかし径調整量によって変わるのて、何の根拠でこう書いたか確認必要。
冒頭書いたイゲタロイは旋盤バイトホルダ扱いで、回転しての使い方、注意書き無し。
汎用のホルダを使って振り量を大きくして加工すると、千ぐらいでも危なく感じます。
→回答(4) mytec さんは少し読みとばしがあったと思います。
切削時の破損は御説のとおりだが、切削開始前の無負荷状態でそうなったと私は解釈しました。できれば追記してくだされ。
この方は文字通りのプロと称されるべき方。実物知らずで判ったような理屈を捏ねる加工素人は足元にも及ばない。
そうです。どこかのカタログに、一気ではなく様子見ながら(音も聞きながら)徐々に上げていってくださいと書いてました。
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お礼
2012/02/04 21:17
ご回答ありがとうございます。
勉強不足、経験不足な面があったと思います。
怪我人が出なかったのがせめてもの救いです。
限界を知るにはやはり現物で調整する感じでしょうか。
いずれにしても良い経験となりました。