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亜鉛ニッケル合金メッキの防食メカニズムとは?
2023/10/19 04:45
- 亜鉛ニッケル合金メッキにおいて、亜鉛は犠牲防食で白錆を発生し、Zn(OH)2に変化します。
- しかし、亜鉛ニッケル合金メッキにニッケルが存在すると、Zn(OH)2での居られる時間が長くなり、錆の進行を抑制することができます。
- その理由は、ニッケルが引き起こす特性によって、絶縁性が持続し、ZnOに変化するまでの時間が延びるからです。
亜鉛ニッケル合金メッキについて
2013/06/15 23:47
お世話になります。
亜鉛ニッケル合金メッキの防食メカニズムについて
色々自分で調べ
http://www.micro-ace.co.jp/tec-i/tec-i5.htm
より
?亜鉛は犠牲防食で白錆を発生するが、Zn(OH)2の場合は絶縁性があり
錆の進行を抑制するが、次第にZnOに変化し絶縁性は失われるが
ニッケルがあると、Zn(OH)2で居られる時間が長くなる
?亜鉛溶解時に、メッキ内に引張応力が発生しクラックが生じるため
電流が分散され腐食が分散させる
との見解を得られましたが
?のメカニズムが理解できません。
何故次第にZnOに変化するか?そして何故絶縁性は失われるか?
何故ニッケルがあると、Zn(OH)2で居られる時間が長くなる?
どなたか詳しい方、ご教授いただけると助かります。
質問者が選んだベストアンサー
『亜鉛および亜鉛系合金めっきの防食性能』で検索すると出てくる 大阪府立産業技術総合研究所 の資料
1頁右中ほど
表1 に亜鉛- ニッケル、亜鉛- 鉄合金の自然
電位を亜鉛や鉄のそれと比較して示す。いずれ
も鉄より卑な電位を有し、亜鉛より貴な電位を
示す。このことは、鉄素地に対して亜鉛よりも
緩やかな犠牲防食作用を有することを示してい
る。すなわち、亜鉛系合金めっき皮膜の溶解速
度が小さく亜鉛めっきよりも優れた防食性能が
予想される。
→2頁末尾の 表1 亜鉛および亜鉛系合金の電気化学列表
この腐蝕電位の説明が抜けているのでは
対FeのZn-Ni合金電位差が純Znより低いから電気化学作用がマイルドになる。。。
あの白い化合物は Zn(OH)2 か ZnO の二者分離でなく両方、更に炭酸塩も絡んでると思います。
それ以上は、大冊子の専門書を読むか、大学の先生に聞くべきでしょう。
まためっき開発でなく実用を考えるだけなら、それを理解しても得られるものは少ないと思います。
補足
2013/06/19 08:39
ご回答ありがとうございます。
「亜鉛および亜鉛系合金めっきの防食性能」は既に見ております。
すなわち、亜鉛系合金めっき皮膜の溶解速度が小さく亜鉛めっきよりも優れた防食性能が予想される。
イメージは分かりますが、漠然としていて納得できません。
Znが消失し、鉄が錆びる前に亜鉛の酸化物がZn(OH)2がZnOに変わる。
NiがあるとNiの貴の性質により溶解速度遅くなるため、ZnOに変わるまで時間が稼げる ということを言っているのかもしれませんが
何故亜鉛の酸化物がZn(OH)2からZnOに変化するかが分かりません。
よろしくお願いいたします。
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お礼
2013/09/06 07:47
お礼の方遅れて申し訳ありませんでした。
もう少し文献を読むなどして自分で確かめたいと思います。
ありがとうございました。