このQ&Aは役に立ちましたか?
溶接部品の漏れ試験について
2023/10/19 14:38
- フライヤー製造における油漏れトラブル対策
- 水漏れ試験と油漏れ試験の比較
- 水よりも油の方が漏れ試験に適している理由
溶接部品の漏れ試験について
2016/06/18 13:06
困っております、皆様のアドバイスをお願いします。
現在勤めている会社が、天ぷら屋さんなどで使用するフライヤーを製造しております。フライヤーで使用する油槽は、外注にて製作して頂いております。この油槽から油漏れが発生し、クレームになっております。その対策として、フライヤーを組み立てる前に油槽からの水漏れチェックをしております。
この漏れ試験について、質問があります。現在では、漏れ試験に「水」を使用しておりますが、会社の上司から「油」を使用した方が良いとアドバイスを頂きました。理由は、「油の方が、水よりも浸み込み易いから。」だそうです。どうして、水よりも油の方が浸み込み易いのでしょうか。その理由を少し、詳しく教えて頂けると嬉しいです。因みに、分子の大きさは、水よりも、油の方が大きそうなので、水の方が漏れ試験には適しているような気がします・・・。当方、無知なので、ご教授頂けると嬉しいです。
以上、宜しくお願い致します。
その他の回答 (11件中 6~10件目)
フライヤーメーカーでも無ければ材質や板厚もそして大きさも検討が付かん。
水張り試験だけでは完璧とも言えないだろう(薄皮一枚で漏れないことも)
それよりも材質によっては錆が発生するから水を嫌うような場合もある。
恐らく食品だしSUS304-t2くらいだろう?となればTIG溶接にて表裏二重に溶接
されているだろうから漏れるとは余程のことかと思われる。まづ真っ先に原因
を究明することが先決だろうが解決されているのでしょうね?
構造的にはステンレスの深絞り+四隅角部は球形の板を溶接後にバフ仕上げでも
しているのだろう?深いし溶接の姿勢も結構難しくなりそうに思える。そう!
材質がSUS316とかの場合であれば溶加棒を誤りクラックが入る可能性もある。
>無知なので
これは責任回避の言い訳を真っ先にしていることとなりプロなら許されない。
そもそも、調べれば直ぐ分かりそうなものを此の場で質問されるのも如何か?
上司への腹いせに思えるが、貴殿がしっかりしていれば何のことは無い筈だ。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
556見たいな低粘度の油なら染みこみやすいと言えるでしょう。
逆に換気扇の油汚れの様な高粘度の物は水より染みこみにくいです。
また、水と違い蒸発が少なく漏れた分を発見できる可能性が高いというのも有ると思います。
ただ、食用油は水より粘度が大きい物ばかりなので染みこみに時間がかかります。
普通なら専用の浸透探傷剤を使う方が確実です。
しかし、今回は食品用機材なので確実な洗浄除去が出来なければ水の方が安全と思います。
特に非貫通欠陥内に染みこんだものの除去とかは超音波洗浄などが必要で結構大変です。
水での試験でも外側にモレミールとかウォーターチェッカーといった水漏れ検知剤を塗っておくと良いかもしれません。
外側なら貫通欠陥が無ければ食品接触部には届かないですし。
一番良いのは先の回答の皆様の言うように気密性の良い蓋を作って空気を吹き込み、石けん水とかで漏れをみる方法ですが。
余談
通常の漏れ検査レベルの場合、分子の大きさはあまり影響しません。
(精密濾過とか超高真空での素材透過とかの時には影響します。)
粘度とも関係しますが分子間力の強さが効いてくると思います。
水は水素結合のせいで分子間力が強いです。
お礼
2016/06/20 09:50
ご回答、ありがとうございます。
ご指摘頂きました通り、空気漏れによるチェックを実施したいと思います。
ありがとうございました。
上司は、“実際に使うもので調べるのが最も正当”とお考えなのではありま
せんか? 理由は、回答(1)さんお示しのとおり、接触角が小さく浸透性が
よいことを根拠としていると思います。
現実には、回答(2)さんが説明なさっているように、油は粘度が高く、漏れ
出す量が少なく、漏れを検出するまでの時間もかかりますから、実用性は
乏しいのではありませんか? 漏れの検出能力も課題ではありますが、それ
以上に、検査後の後始末が大変だと思います。
適切な探傷剤を選定して、浸透探傷試験を行ったら如何でしょうか。
お礼
2016/06/20 10:27
ご回答、ありがとうございます。
皆さんのご指摘通り、空気漏れチェックを実施させて頂きます。
ありがとうございました。
×「油の方が、水よりも浸み込み易いから。」
リーク量は液体の粘性に逆比例。粘いほど通りにくい。
http://www.fukuda-jp.com/msz/pdf/Calculation_of_leak_amount(j).pdf
表1.3 気体、液体の圧力、粘性に対するリーク量の関係
液体 ― 異種液体でテスト圧一定に対するリーク量
理屈より実験。PETボトル底に小穴を開け、水と油での漏れる量を比べれば一目瞭然でしょう。
試験として、水を満たして洩れを待つのは時間が掛るので、(粘性低い)空気での試験の方が早い。
内からでも外からでも、密閉して空気圧が掛かる装置を作り、逆側に石けん水を塗って泡吹きしないかで見る。
密閉は完全でなくてもよいが、その付近が判りにくくなる。
実験
油の比重は水より小さく、同じ高さに入れると圧が小さく不公平なので油は1割程増やしておく。
http://www.fukuda-jp.com/msz/pdf/A_hole_without_water_leakage(J).pdf
【水が穴を通る参考データ】
グラフによると
水深150mm ⇒ 孔φ10ミクロン以下では水の洩れとしては確認できない
しかし空気は遥かに敏感。石けん水での泡吹き、または水に沈めてブクブクの有無で判ります。。
お礼
2016/06/20 10:31
ご回答、ありがとうございます。
今後は空気漏れ試験の実施を検討していきたいと思います。
ありがとうございました。
接触角が違うから
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BF%A1%E3%82%8C
まあ、ふつう水がダメなら空気です
過剰品質になりますが
設備的には楽です
お礼
2016/06/20 10:32
ご回答、ありがとうございます。
空気漏れ試験を実施させて頂きます。
ありがとうございました。
お礼
2016/06/20 09:47
ご回答及びご指摘、ありがとうございます。
原因は、溶接の不備で皮一枚で繋がっている箇所が見られることです。
本来ならば、空気漏れチェックを実施するのが良いと思いますが、
弊社は、まだ水による漏れチェック(15分間)を行っているのが、現状です。
今後、チェック方法を含めて検討していきたいと思います。
ありがとうございました。