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2018/12/02 01:45
唐突な質問ですが、鉄とかアルミのばね定数を考える場合、
ばね定数=ヤング率
はおかしいでしょうか?
もしくは計算で各材質のばね定数って算出できますか?
ご教示頂きたく、よろしくお願いいたします。
ヤング率 E は、材料の物性を表す値であって、次の式で定義されます。
E=σ ÷ ε
ここで、σ:応力(N/m^2)
ε:ひずみ(m/m)
一般に、ばね定数 k は、次の式で表すことができます。
k=F ÷ x
ここで、F:材料に加わる力(N)
x:変位(m)
長さ:L、断面積:Aの棒状の物体に引張力:Fを加えた場合のばね定数を、
ヤング率を使って表すと、次の通り表せます。
k =(σ×A)÷(ε×L)=(σ÷ε)×(A÷L)=E×A÷L
ばね定数は材料の寸法に依存して変化しますので、一般に、ばね定数=ヤング率ということはできません。
棒状の物体で長さが1m、断面積が1m^2のような特別な条件の場合に、ばね定数はヤング率に一致します。
ohkawa3様
ご回答いただきありがとうございます。
やはり単純にばね定数=ヤング率ではないんですね。
対象の形状が複雑な形状をしている為、まずは簡易予測でも
ばね定数=ヤング率で見れないかと考えていました。
考えを改めて、検証するようにします。
2018/12/02 21:46
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ヤング率は塊状の物体を圧縮・引っ張りする時に用いる物性値です。
面積あたりの荷重、つまり、圧力に対し、元の長さに対し、どの程度の割合で変位が発生するかを示します。
バネ定数の場合は、最低でも、片持ち梁に近似する事が必要と思います。
簡単に計算できたら、あの高価なANSYSなどのCAEとかFEMソフトウェアがここまで発展・普及していないですね。
nowane4649様
ご回答ありがとうございます。また返信が遅くなり大変申し訳ございませんでした。
やはりヤング率とバネ定数は別物なんですね。色々と考えがこんがらがっていたようです。
ありがとうございました。
2018/12/19 08:20
単純引張なら、バネ定数=ヤング率(縦弾性係数)×断面積÷長さ ですね。
しかし、コイルスプリングでは横弾性係数を使った式になります。(式は自分で調べてみましょう。)
mpascal様
ご回答ありがとうございます。
回答者様1と同じく、ばね定数=ヤング率とはいかないのですね。
横弾性係数の考え方は調べて確認するようにします。
2018/12/02 21:50
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