新品の軽トラのバッテリーが何回もあがってしまう

元自動車整備士です。自動車電装整備士の免許も持っていますが、明らかに異常です。軽自動車だからと言って毎日乗らなければだめとか、ATだからとか言うの事はありません。確かにATや電子制御燃料噴射装置はキーを抜いた状態でもほんのわずかに電気を使っていますが、それはコンピューター制御をしているため、内部のメモリーをバックアップするための物で、ほんの微弱な電力で、時計やラジオのメモリー程度の物です。その程度の電力では、正常なバッテリーであれば少なくても１か月は問題ないはずです。何かあと付でオーディオや色々な装置をつけているようであれば、そうした装置の電源の配線の誤り（こうした装置にはキーが入っている間だけ通電する電源と、キーに無関係に常時通電する２本の電源が必要な場合がほとんどですが、これを逆に接続してしまうと、キーがオフでも大きな電力を消費してしまう場合があります）がある場合も考えられますし、オルタネーター（エンジンで動作する発電機です）に異常があり、発電容量が不足している場合や、内部のレクティファイヤーに問題があるとエンジン停止時に逆流してバッテリーを消耗させる場合があります。

いずれにせよ、その程度の事は簡単に点検できるはずですので、発電量の点検や暗電流（まぁ、いわゆるリークです）の点検をするべきです。ルームランプについてはドアが半ドア状態では、室内灯自体は付いていなくても，メーターパネルにドア警告灯がある場合や、リモコンキーがついている場合は通常よりも消費電力は少し大きくなる場合がありますが、それでも数日でバッテリー上りが起こるとは思えません。