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三菱インバーターのアドバンスト磁束ベクトル制御について
2023/10/20 18:31
- 三菱インバーターのE700シリーズにあるアドバンスト磁束ベクトル制御を使用すると、低周波数での電流値の上昇が問題となることがあります。
- V/F制御でトルクブーストを落として動かせば、この問題を回避することができます。
- しかし、アドバンスト磁束ベクトル制御では低周波数でのトルクを上げるために電流値を上げて制御しているため、この方法では対処できません。
三菱インバーター アドバンスト磁束ベクトル制御につ
2021/04/13 08:51
三菱インバーターのE700シリーズにあるアドバンスト磁束ベクトル制御を使用すると低域の周波数6Hzぐらいで電流値が定格値以上に上昇してインバーター異常が発生します。V/F制御でトルクブーストを落として動かせば回避出来るのですが、アドバンスト磁束ベクトル制御ではインバーターが低域でのトルクを上げる為に自身で電流値を上げてコントロールしている状態と言う事でしょうか?
また、これを回避出来る方法はインバーター側で何かありましたら御教示願います。
回答 (3件中 1~3件目)
そもそも何で6Hzの超低速で回すの?
回さなきゃならんの?
デフォルトでDCブレーキON周波数は3Hzなんだけど?
よーするにほとんど停止状態の速度
ファン、ブロア、ポンプでは低速過ぎて何も流れない
つまり、風水機械ではないと推定可能
旋盤、フライス盤、ボール盤等の可能性も無きにしも非ずですが
通常では適切な変速ギアを選定してそれなりの回転速度を確保できる
よーするに工作機械の可能性はかなり低いと憶測できる
コンベアの可能性も無きにしも非ずですが
何もわざわざそこまで低い速度で回し続けなければならない理由など無く
停止させてしまって、間欠運転させるだけの話
よーするにコンベア類の確率は低い
残るは印刷機か?繊維機械か?
高速印刷の事例は沢山知ってるけど超低速印刷の需要は知りません
繊維機械の長いラインとかだと同期ローラの一部は低速状態で放置される事例は少なくない
ただ、それらでも低速時の駆動トルクは低い(トルクは回転速度に概ね比例する)
つまり、低速域では電流は少ないハズではある
低速で高トルクが必要なのはカレンダロールとかの所謂ロールプレスの類か?
https://www.mitsubishielectric.co.jp/fa/products/drv/tencon/pmerit/case/index.html
https://kikai.nippon-roll.co.jp/products/plastic/calforplastic
>アドバンスト磁束ベクトル制御ではインバーターが低域でのトルクを上げる為に自身で電流値を上げて
結果的にはそうなりますが
ベクトルインバータの「ベクトル」とは何か?ですが
ベクトル計算して駆動に必要なトルク電流値を計算して出力してるんです
https://jeea.or.jp/course/contents/07121/
逆に言えば必要な電流値を計算して出力してるんだから、過電流で過負荷になるはずなど無い
通常、インバータ駆動で過負荷になるのは
インバータの内部演算が追従できないほどの急激な負荷変動
或いは、急激な加速か減速
もしくは、最初から無理な巨大な負荷か
で、負荷は何?
モータ容量、インバータ容量は何kw?
過負荷になった時の電流値は何A?
加速中か?減速中か?まさかの定速時か?
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モーターの側には低速回転を禁止する規格があります。たとえば昭和のブロアでは10Hz未満の運転は禁止と取説に記載があります。空冷の機能が不足するためだと理解しています。
低速や低加速では、そうでなくてもインバータがストールしやすくなります。E.OLT「ストール防止による停止」というエラーが出る理屈は、
・過電流を検知すると周波数を下げて電流を低くする機能がある。
・周波数が1Hzまで下がって3秒待ってもなお過電流の時E.OLTを発報する。
だそうで、過電流の電流の基準を上げてしまえばこれが出にくいので、
Pr.22 ストール防止動作レベル 150%→200%
とする手があります。これによって、定格電流の2倍になったとき初めて周波数を下げる制御が行われます。三菱の電話サポートに聞いたところ、インバータの側の事情としては200%に設定して問題ないそうです。三菱のインバータの電話サポートは声もかわいいし答えられないことが無く最高です。
E.OV1「加速中回生過電圧遮断」が出る場合は、FREQROL-D700取扱説明書(応用編)よると、
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加速度がゆるやかすぎないか。(昇降負荷で下降加速時など)
Pr.22 ストール防止動作レベル を小さく設定しすぎていないか。
負荷イナーシャが大きい用途で、ストール防止が頻繁に動作していないか。
処 置
加速時間を短くする。
回生回避機能(Pr.882、Pr.883、Pr.885、Pr.886)を使用する。(221ページ参照)
Pr.22 ストール防止動作レベル を適切に設定する。
Pr.154 ストール防止動作中の電圧低減選択 =“11”に設定する。(80ページ参照)
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だそうで、これも上記Pr.22 150→200で対応できます。
そのほか、電源断後自転中に再起動すると異常が出やすいですが、
154ストール防止動作中の電圧低減選択 11
162瞬低再始動動作選択 10
882回生回避動作選択 1
などとやっています。保証はしないので確認してやってください。
お礼
2021/04/28 07:44
チューニングで解決しました。有難う御座いました。