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技術力の評価制度に関する相談
2023/10/20 19:21
- 作業員の技術能力を評価する制度を作成するために相談しています。
- 現在の問題点は、作業員全員に適用できる技術基準や評価基準の作成、営業所ごとの特性に加えて、所属部署による技術能力の差による不公平感です。
- 制度完成後は、賃金や手当、職位などで技術能力に応える方針を取る予定ですが、どのような基準を作成し、どのように運用していくのが良いか悩んでいます。
技術力の評価
2021/05/26 20:57
作業員の技術 能力を評価する制度を作成するよう、と会社から指示を受けているのですが、難問が多々あり一人では解決が無理だと判断した為、相談させて頂きます。
会社の業務内容
鋼材の切断、卸し
旋盤加工
フライス加工
円筒研磨
スプライン鍛造
問題点
①会社の要望は、作業員全てに当てはめられる技術基準、評価基準の作成であること。作業員は鋼材の切断、旋盤加工、フライス加工、スプライン鍛造を行う者。
②営業所が複数あり、営業所により特色が強いこと。例えば旋盤加工でも 建機部品から半導体製造装置部品などと加工難易度、客先要求精度が全く違う。
③所属部署により、修得出来る技術 能力に差があり、不公平に感じている方がいる事。切断と旋盤等 加工方法が違う部署間では勿論ですが、同じ旋盤加工でも汎用旋盤 NC旋盤と違いがあり、特に汎用旋盤工からの不満が強い事。
等があります。
この話が浮上した経緯と致しましては、今までは各営業所が独自に評価おり、営業所間での技術力、評価に差がありましたが、今後は全社一律での評価に変更したいと考えた為です。
制度が完成したら、技術 能力に対し賃金で応える方針(会社は了承済み)であり、ベースアップ、各種手当、職位等での対応を考えておりますが、どの様な仕組みにするのが不平不満が少ないかと頭を悩ませております。
どのような技術基準を作成し、どの様に運用していくのがいいか。
今までに、見聞きした技術基準 評価基準や、今 所属していらっしゃる団体での評価方法、この相談を読んで頂き閃いたアイデア等、皆様の御知恵をお借りしたく相談させて頂きます。
よろしくおねがいします。
回答 (4件中 1~4件目)
中々に難易度が高い状態ですね。
②③からすると、そもそも作業環境や前提条件そのものが全社で統一されていないように見受けられます。おそらく、部署や営業所ごとに必要とされるスキルも全く異なるのでしょう。
この状況下では『全社一律での評価』というものを完成度の高い形で運用するのは現実的に不可能だろうと思います。そもそも労働環境が一律でないのですからね。
なので、まずはある程度緩やかなかつ汎用的な統一項目の価基準を作り、運用を通じてブラッシュアップしていくべきだと思います。
というか派遣で大手含めて色々な会社を回りましたが、大体はこのスタイルだと思います。
例として、WEBで検索した評価シートを挙げておきます。そのまま使用するのは無理だと思いますが、イメージは伝わるかと。
https://kensetsu.jinji-pro.jp/hyouka/
https://jinji.jp/samplesheet/data/hyoka03d2.pdf
例えば機械加工の技術者であれば、どんなタイプの加工であれ「作業の速度」「要求精度の達成度合い」「作業の正確性」「他作業者との協調性」という要素は業務において重要です。
職務内容や職責によりますが「既存作業の改善」「新規技術への積極性」も評価項目になりえるでしょう。
担当する加工機械の熟練度についていえば「1.基礎的な指導が必要」「2.手順が定まった定型作業なら対応できる」「3.より効率的な手順を考案できる」「4.初級者への指導ができる」「5.機械の故障対応やトラブルシューティングができる」「6.全社的に見て稀有な知識やスキルレベルを有する」あたりにしておけば、どんな機械でも対応はできます。
こうした項目ごとに点数をつけ、トータル点数で評価する形にすれば、ひとまず統一評価基準のスタートは切れます。
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解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
360度評価とかどうでしょうか?
https://www.kaonavi.jp/dictionary/360-degree-evaluation/
https://www.javada.or.jp/jigyou/gino/giken.html
技能検定という制度があります。
機械加工でも
普通旋盤作業
数値制御旋盤作業
フライス盤作業
数値制御フライス盤作業
平面研削盤作業
円筒研削盤作業
ホブ盤作業
数値制御ホブ盤作業
マシニングセンタ作業
などがあります、参考にしてください。
当社ではこれを取得することを推奨してます。
「作業内容が異なる」と「作業員全てに割り当てられる統一の技術基準/評価基準」は決して両立しません。
どうしても、というのであれば、例えば「一級/二級/三級」と3つのランクを設け、それぞれの専門分野に応じた難易度の技術基準/評価基準を設けるしかないでしょう。
平滑化するのであれば「鋼材の切断での3級相当の技能は、旋盤加工でいうとこれぐらいの技能にあたる」ということを各部門の今までの評価担当者とすりあわせを行えば良いでしょう。
要は「3級はこのような技能が達成できること、それが達成できれば報酬n%アップ」という規定を設けることです。
以上、ご参考まで。