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カニゼンメッキの着色落とし方法について
2023/10/12 23:34
- カニゼンメッキの硬化処理後に生成される酸化膜の除去方法を探しています。
- 真空熱処理では鏡面加工を保ったまま酸化膜を除去することができないため、他の方法を模索しています。
- メッキの割れや剥離の問題を避けつつ、着色した表面の酸化膜を除去する方法を教えてください。
カニゼンメッキの硬化処理後の着色落とし
2002/07/04 20:28
カニゼンメッキの硬化処理(熱処理)を行った場合に大気放冷を行っているために表面に酸化膜が生成され
着色してしまいます。真空熱処理も考えましたがガス急冷のためにメッキの割れ、剥離等の問題があり不可能でした。何か良い除去方法は無いものでしようか。ちなみに着色面は鏡面加工を行っているために表面の面粗度を保ったまま酸化膜のみ除去したいのですが。
よろしくお願いします。
回答 (2件中 1~2件目)
酸化膜による着色ですから、これを除去するもしくは還元するのは、かなり困難でしょう。
熱処理条件は、教科書的には400℃,1時間とされていますが、この条件だと変色は必須です。また、めっき後の水洗が甘いと、シミなどの問題も多発しますし、変色しやすいです。
硬度はどの程度必要なのでしょう?
300℃程度の熱処理なら、美観的な意味合いでの変色はかなり防げます。
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350400℃程度の結晶化のための熱処理ですが、大気加熱した際に出来る酸化被膜も数オングストローム単位の薄い皮膜なので、機能上は何の影響もないと思いますが、外観上の問題で除去するのでしょうか?母材が鏡面加工を行っておられるというので、ラップの様なメカニカルな方法ではスクラッチ等の発生や砥粒のコンタミネーション等の新たな問題が発生すると思います。やはり、着色しない熱処理方法を考えた方がよいと思います。真空中または保護雰囲気中(窒素・アルゴン等)で硬化した後、母材とめっき被膜の線膨張係数の差で表面にクラックが入らない速度で徐冷すると良いと思います。真空炉はガス冷だけでなく徐冷も可能です。ただ、冷却時間が長時間必要なので、コストがかかる処理になります。