SUS耐熱温度と使用可能温度、圧力について

きいすさんの言われるとおり、高温の材料強度は特定の温度になったら急に破断するのではなく、温度の上昇に従って徐々に強度が低下します。

SUS304の耐力に対する温度の影響を示した図がネット上にありましたので、参考までに示します。

細かく知りたいのであれば、ステンレス鋼便覧の付録にあるデータ集を見るか、問屋さん経由でステンレス鋼材製造メーカへ相談された方が無難です。

＞配管内のガスの使用圧力は、（－２kpa２Kpa）

　この圧力では，配管に作用する引張応力は極めて小さいので，最高使用温度は材料の強度が保証できる温度になると考えます。

　したがって，
　　ＳＵＳ３０４ＴＰ，ＳＵＳ３１６ＴＰ：８００℃，
　　ＳＵＳ３１６ＬＴＰ：４５０℃
これが，目安になります。

　また，この温度を超えた場合，引張強さのデータの公開がありませんので，やってみたら大丈夫であった，というように，経験によります。

　この場合，耐熱温度とは最高使用温度（連続で使用可能な最高温度）だと思いますが。

そして配管ならば，最高使用温度と最高使用圧力の両方でみないと，なんとも言えません。たとえば，ＳＵＳ３０４を例にすれば，常温では５ＭＰａで使用できても，５００℃では２．５ＭＰａのようになります。最高使用圧力は，使用温度が高くなると，低くなります。

　最高使用圧力を考慮しなければ，
　　ＳＵＳ３０４ＴＰ，ＳＵＳ３１６ＴＰ：８００℃，
　　ＳＵＳ３１６ＬＴＰ：４５０℃
を最高使用温度の目安にする必要があると思います。

　フレキについても，上記材料によって決まってきます。

耐熱温度と言われても・・実際に使用するのですから、材料が溶解する温度ではないと思います。
上記材料の溶解温度では1340℃位と思います。

高温の強度（クリープ強度、短時間破断強度など）か、高温酸化による減肉なのか、質問が漠然していて、回答が難しいですね。
クリープ強度でしたら、温度XXX℃で、XXX時間破断強度XXXkg/mm2というように表します。
また短時間強度もXXX℃で、XXXkg/mm2です。
減肉も、XXX℃でmm/yというように表すと思います。
つまり、使用温度もしくは、必要な強度などが設計段階であると思います。