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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:SUH409Lについて)

SUH409Lに適した金型のダイの材質は何が適しているか

2023/10/14 05:35

このQ&Aのポイント
  • SUH409L(t=3.0)というステンレスもどきの材料を使用した製品の金型に適したダイの材質について質問です。
  • SKD11(HRC60)では焼きつきが発生し、TDコーティングをするとはがれる可能性があるため、弊社ではHZ合金を使用しています。
  • S-magicにTDをしての耐久性はまだ試していませんが、SUH409Lの金型成型に適したダイの材料について教えてください。
※ 以下は、質問の原文です

SUH409Lについて

2005/10/21 10:07

今回製品の材料がSUH409L(t=3.0)というステンレスもどきみたいなもで、いろいろな要素を考え金型を製作しております。(製品形状は3次元形状です。垂直曲げではありません。)
今回の問題はSUH409Lに適した金型のダイの材質です。
とりあえず前情報として
?SKD11(HRC60)では当然焼きつき有り
?SKD11にTDコーティングをするとTDがはがれる
ということです。
このことを踏まえて現在弊社としてはダイの材質にHZ合金を使用することにより対応しております。
そこで質問なのですが、皆様はSUH409Lを金型で成型するときダイに適した材料で何を使用しておりますか?
(ちなみにS-magicにTDをしての耐久性はまだためしておりません。)

回答 (3件中 1~3件目)

2005/11/05 12:04
回答No.3

説明不足で申し訳ございませんでした。 熱処理条件については、設備的な事情や作業効率面の制約から、熱処理企業ごとに若干の相違がありますが、標準的なプロセスは、下記の通りです。実施面での要点を付記しておきました。 (1)CVD三層コーテイング(TiC-TiCN-TiN)の場合----焼入;1020-1050'C /焼もどし; 520-540'C x 2 /皮膜;1000-1010'C /焼もどし+寸法調整; 500-550'C /安定化処理; 400'C (注*1).品質確保のため熱処理、皮膜処理の全工程を一貫して処理企業に一任することが望ましい。(2)プラズマCVD or PVD,多層膜、複合コーテイングの場合----焼入; 1020-1050'C /焼もどし;530-550'C /皮膜処理; 500'C 安定化処理; 400'C (注*2)このプロセスは、a,高温処理の CVD,TRD,やTiCコーテイングに比し、焼もどし温度以下の低温処理のため、寸法精度が確保し易い。 b,基地の硬度を高めてコーテイング層の密着度を向上するため、焼入れ、焼もどし温度は、指定範囲の高めが望ましい。c, 各、熱処理における、標準加熱時間は、焼入れ; 20-30分/25mm厚, 焼もどし, 安定化処理; 60-90分/25mm厚, 以上、詳細については、熱処理企業に問い合わせて、技術面の助言を求めることをお奨めします。  追記; 問い合わせ先, 大同アミスター;名古屋tel052-691-8004 相模tel 046-252-1911 群馬・太田tel0276-56-7437 日本コーテイングセンター;本社tel 046-274-6210 オリエンタルエンジニアリング;tel 0492-25-5811   以上。

お礼

2005/11/08 08:37

ご回答有り難うございます。
コーティングの安定化処理は熱処理屋がするのではなく、コーティング屋がするのですね。
大変参考になりました。

質問者

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質問する
2005/11/02 22:13
回答No.2

前回の回答に補足します。コーテイング基材となる金型材質に DC53,SLD8を推奨しましたが、以前、DC53 によるワークの歪み(経時変寸?)で、お困りだった由、DC53, SLD8 は高温焼き戻しの状態で時間経過とともに、プラス変寸の傾向があります。この不具合現象を避けるためには、処理プロセスの最後に400'Cの安定化処理を施すことが必要です。ご検討方。       以上。

お礼

2005/11/04 09:30

再度のご回答有り難うございます。
弊社では焼入れ屋にお願いするとき高温戻し(520度)か低温戻し(180度)で共に2回でしてもらっています。(熱処理屋の説明いわく炉の温度設定をこのようにしているとのことです。)
「処理プロセスの最後に400'Cの安定化処理を施すことが必要です。」
とありますが、どのタイミングでどれぐらいの時間で処理をするのがベストなのでしょうか?
たとえば、SKD11の場合
焼きいれ(1025度)⇒高温焼戻し(520度、120分)⇒高温焼戻し(520度、120分)
といった感じで補足説明していただけると熱処理屋に相談をしやすくなりますのでよろしくお願いします。

質問者
2005/10/30 19:37
回答No.1

ステンレス鋼板の成形金型に対するハードコーテイングは、型かじり対策としての一般的な対応策ですが、ご質問の事例の場合はコーテイング層のはがれ(剥離)の問題を改善して金型寿命を向上することがポイントとなります。  発生原因としては、成形面の角部など応力の集中し易い部位で、局部的な著しい摩擦熱が発生して基地(SKD11 硬さHRC58-60)の硬度低下による補強効果の劣化でコーテイング層の破壊、剥離が生ずるものと推定されます。対策としては、金型材質、コーテイング方法の両面から見直しを行う必要があります。 まず、(1)金型材質については、摩擦熱による硬度低下の少ない、すなわち、焼き戻し軟化抵抗性の優れた材質を選定する必要があります。現用の材質 SKD11にたいしては、DC53, SLD8 への切り換えを推奨します。コーテイング層の補強効果が高まり耐剥離性が改善されます。              つぎに、(2)コーテイング方法については、TD, TiC など高硬度の単層膜は脆く耐剥離性に問題があるようなので、下記の靱性を有するコーテイングの採用をご検討して下さい。                                                            *1. CVDよる三層コーテイング(TiC-TiCN-TiC);大同アミスター。      *2. プラズマ利用技術によるPVD複合コーテイング(ラジカル窒化 + CrN or TiCN); 日本コーテイングセンター。                  *3. PCVDによる多層膜コーテイング(TiCN/TiN); オリエンタルエンヂニアリング。                           以上。 

お礼

2005/11/01 08:47

ご回答有り難うございます。
DC53は以前使ってみて当時の焼入れ屋が悪かったのか、すごくワークがひずんで大変な思いをしたのではじめから除外していました。
SLD8については一度、鋼材屋に聞いてみたいと思います。
とりあえずコーティングの種類がこれだけあるということで一つづつ時間をかけて試していきたいと思います。(費用は1kgで3000円以上するのでしょうね?)

質問者

お礼をおくりました

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