このQ&Aは役に立ちましたか?
鉄板材料の塗装要否について
2023/10/15 02:23
- 鉄板材料の、SPCCとSECC材に対する塗装の必要性について検討しています。
- メーカーが手持ちの材料でSECCを使用し、塗装が希薄な状態で納入してきました。
- SECCは亜鉛めっきされており、錆の発生を抑える効果があるため、塗装をしなくても大丈夫な可能性がありますが、屋内仕様かつ用途によっては、塗装の必要性を再度検討する必要があります。
鉄板材料の、SPCCとSECC材に対する塗装の要否
2006/04/04 15:26
電子機器の筐体(ケース)をメーカーに製作依頼しました。図面には、SPCCを使用し塗装の指示をしてありますが、メーカーは、手持ち材料の関係で、SECC(亜鉛めっき鋼板)で製作してきました。そして塗装が希薄な状態で納入してきたので不可としたところ、メーカー側の言い分は「SECC(亜鉛めっき鋼板)なので、塗装をしなくても錆びないから、大丈夫」と、弁明します。
錆の発生だけを考慮するならば、塗装は希薄(もしくは無し)でもOKでしょうか?(用途は屋内仕様です)
回答 (6件中 1~5件目)
質問者様は資材担当と推察します。
「錆の発生だけを考慮するならば、塗装は希薄(もしくは無し)でもOKでしょうか?」→経験上少なくとも1年はもちます。但し断面の処理を忘れずに。
余計なお世話でしょうが、質問者様はこの製品を引き取るおつもりのようですが、(2)(5)の方の言うように錆の問題ではないと思います。
図面指示通りに作っていない製品を購入する事は設計者や貴社のプライドに関わる事と思います。
またそのメーカーさんに貴社や質問者様のスタンスを理解頂く良い機会だと思いますが・・・
なるほど・・・
いろいろなファクターが有っての御判断な訳ですね。
貴社としての御判断であれば仕方ないと思います。
ただ、老婆心ながらクレームなど発生の場合に質問者様の責任とならないようご注意下さい。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
筐体内部に使用するなら、SECC,SGCC等は塗装無しでも使えますが
筐体(外観として見える)として使うなら塗装するのが一般的でしょう。
それよりも、回答(2)にあるように材質の問題では無いと思いますが・・・
お礼
2006/04/05 09:03
回答、ありがとうございました。
ケースの内面の状態が霧吹き状態で下地が明らかに見えている状態でしたが、今回は錆の発生の有無が問題でした。
今回、外面の塗装は問題が無かったので、採用することにしました。
自動車用、その他のプレス部品製作をしている会社のものです。
耐食性の表面処理については、カチオン電着塗装、亜鉛メッキ、亜鉛メッキ鋼板(クロムフリー含む)などさまざまです。
弊社では、自動車用のCPUカバー、車体取付ステー、または、コピー機内
用紙供給部などは、SECC-C20が多いです。
環境配慮、外観、耐食性(塩水噴霧試験)などは考慮せず、
錆だけであれば、問題ありません。
しかし、破断面は母材が出ますので、脱脂等を行うと錆は発生します。
お礼
2006/04/05 09:00
回答、ありがとうございました。
ケースの内面の状態が霧吹き状態で下地が明らかに見えている状態でしたが、今回は錆の発生の有無が問題でした。
今回、外面の塗装は問題が無かったので、採用することにしました。
弊社でもSPCC・SECCどちらでも塗装まで含めて、筐体製作しています。SPCCの場合、塗装下地処理に手間がかかりなおかつ仕上がりもSECCに比べるとバラツキがあります。それに対してSECCの場合、下地処理がなされている(ボンデ鋼板の場合です)ので手間も少なく仕上がりにもバラツキ少ないです。
多分そういったことを考慮して、SECCを選択されたのではないかと推測します。(なおかつSECCの方が若干安く済みます)
塗装の膜厚に関しては、希薄とのことですが下地が透けて見える程なのかと思います。(ではないと気づかないはず)実際屋内での使用であれば、錆に関しては問題無いとは思います。しかし例えば弊社でSECCの塗装した場合、検査工程で希薄と判断したものは出荷しません。また通常SECCはRoHS指令にも引っかかると思います。(クロムフリーであれば別です)
いずれにしても今回の件、錆については大丈夫と思われますが塗装の仕様について綿密に取り交わす必要があると思います。
こういった外観仕様については、人の主観で変わるので仕様の明確化は重要です。
お礼
2006/04/05 08:55
回答、ありがとうございました。
本件、中国の板金メーカーに依頼したものです。図面に塗装仕様を明確に記してあるのですが、これまでも、同一製品でもロットごとに、材料が異なり、塗装状態のばらつきも多いようです。今回の塗装は吹きつけ塗装で処理されており、ケースの内面の状態が、霧吹き状態で下地が明らかに見えている状態でした。
(塗装の仕上がりもきれいにできる場合も、塗装状態にムラが見られるときもあるようです)
板金材料も、ロットで図面指示と異なる場合があるようです。
常識では考えられないと思います。SPCCかSECCかという問題ではなく最終仕様が塗装、ということですので塗装の仕様もきちっと記述して指示をすべきかと思います。塗装仕様は塗料の種類、密着性、色相、膜厚など指定してその上で素材をSPCCでなくSECCでもよいかどうかのジャッジかと思います。当社では室内用の家具什器ですがSECCに塗装をするのを基本としています。
SECC類の錆の問題ですが、機械部品などの油を許容する部分ならいざしらず塗装しないというなら、何グラム/m2とかSECCの仕様を特定して使うべきだと思います。
お礼
2006/04/05 08:50
回答、ありがとうございました。
本件、中国の板金メーカーに依頼したものです。図面に塗装仕様を明確に記してあるのですが、これまでも、同一製品でもロットごとに、材料が異なり、塗装状態のばらつきも多いようです。
(塗装の仕上がりもきれいにできる場合も、塗装状態にムラが見られるときもあるようです)
板金材料も、ロットで図面指示と異なる場合があるようです。
お礼
2006/04/05 09:09
回答、ありがとうございました。
本件、中国の板金メーカーに依頼したものです。
今回、貴殿のご指摘のとおり、錆の問題だけではなく、当方のプライドも大きくあるのですが、「品質・価格・納期」等、他に数々の要素が絡んでおり
採用することになりそうです。
図面に塗装仕様を明確に記してあるのですが、これまでも、同一製品でもロットごとに、材料が異なり、塗装状態のばらつきも多いようです。今回の塗装は吹きつけ塗装で処理されており、ケースの内面の状態が、霧吹き状態で下地が明らかに見えている状態でした。
(塗装の仕上がりもきれいにできる場合も、塗装状態にムラが見られるときもあるようです)
板金材料も、ロットで図面指示と異なる場合があるようです。