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ケーブルベア配線の方法
2023/10/15 05:19
- ケーブルベア配線での問題発生と対策方法について
- ロングスパン仕様のケーブルベアでのケーブル断線の原因と対策
- ケーブルベア外の遊びとケーブルの結束方法について
ケーブルベア配線の方法
2006/01/20 15:43
ロングスパン(ストローク量約5m)のケーブルベアを用いて可動部までケーブルを通線しています。
ロングスパン仕様なためケーブルベアが延びきった際ベアが自重で150mm位垂れ下がっており、それにケーブルがならってベアに結束している部分に負荷がかかったらしくケーブルが断線するということが発生しました。
断線したケーブルの交換と同時に、ベアの占積率は約45%だったもののケーブルが2段になっているためケーブルベアの幅を広げたものに交換する予定です。
今回ケーブル(ロボットケーブル)はベア先端から1リンク目にインシュロックで固定しました。ロングスパン仕様のケーブルベアを用いる場合、1リンク目で固定するのはやめて、ケーブルベア外に若干の遊びを設けてから可動部に固定したらよいのでしょうか?それともケーブルが2段になっているのが原因で結束方法としては間違いないのでしょうか?
質問者が選んだベストアンサー
ケーブルベアへの通線の断線対策の基本を私なりに体得した事は下記の通りです。対策後、最近は断線はありません。参考になればうれしいです。
1)開口が上部と下部があれば、上部で固定し、下部は出来るだけ配線がフリーに動ける様にする!=下部で引っ張られるストレスを掛けると最悪!=自動車の内輪差を思い浮かべれば分かる様に円形に曲げた線を直線にしたり、曲げたりしたら配線は内側と外側でケーブルベアの動きに習って移動し、尚且つ、数パーセントは動く距離が違う=線同士が擦れる=絡まる=ちぎれる=断線となります。 この応力は1本の多芯ケーブル内でも発生します
2)ケーブルを通線する時にコイル状に巻いたケーブルをコイル状のまま、引っ張って入れると切れやすい!=ケーブル表皮をナナメにストレスを掛けるときれやすいのかも?=螺旋を出来るだけ戻しながら通線する
3)ベア内の線同士を絡ませない=通線する時、出来るだけ神経を使って平行にする=ベア内に穴が1本分ずつ大きく開いているタイプも有ります。
4)上部、下部ともケーブルは伸縮毎に微妙に動きますので、圧迫する様な物を極力接触させない。
何処も縛らないのが理想ですが、それは無理なので上部の通線口近くにビス付きのインシュロック(ケーブルバンド)で通線口へ入る全線を一寸離して固定しています。線は必ず動作に従って動きます。そして擦れますので、あくまで自由に動く様にするのが基本です
そう言えば、ロングスパンのベア垂れ防止用のローラも販売しているはずです
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お礼
2006/01/20 18:03
早速の回答ありがとうございます。
ケーブルベアが長くなればなるほど通線したケーブルの移動量が大きくなり、擦れる量も大きくなるので、「自由に動く様にするのが基本」が正しいように思います。
ケーブルベアメーカからいろいろ注意事項があげられていますが、ケーブル固定方法までは述べられていませんので参考にするものがありませんでした。
最近当部署内でケーブルベア関連のクレームが多発しており、ケーブルベア選定時点での占積率、仕切板考慮だけでなくケーブル固定等の施工方法についても気をつけていきたいです。