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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:ガス軟窒化処理が綺麗にのりません)

ガス軟窒化処理の問題と解決方法

2023/10/15 11:43

このQ&Aのポイント
  • ガス軟窒化処理が綺麗にのらない原因として、水溶性研削液の付着や錆が考えられる。
  • 処理屋さんの意見では、水溶性研削液の付着を防ぐために超音波洗浄や乾燥前の水置換液での洗浄が有効。
  • 油屋さんの意見では、錆が発生している可能性があり、薄めた洗浄液を使用することで効果的な洗浄ができる。また、乾式での研削も試している。
※ 以下は、質問の原文です

ガス軟窒化処理が綺麗にのりません

2007/08/10 15:00

よろしくお願いします。
早速なのですが、タイトル通りです。

材質 S45C
1工程目 M3の止まり穴のタップ加工(油性切削油)
2工程目 6面 研磨加工(水溶性研削液)
窒化処理へ・・・

結果、シミが発生→クレームも発生・・・
ひどい物は、窒化にもかかわらず キラキラ輝くような所まで・・・

原因は調べましたが、なかなか簡単な解決法が見つからず、
皆さんの知恵をお借りしたいと思いました。

私の調べでは(電話で聞いただけですが)

処理屋さんの意見は、「水溶性研削液が表面にこびり付いたモノが原因かと、
一度乾燥して、こびり付いたものはナカナカ取れない、超音波洗浄か乾燥する前に水置換液などで洗浄しましょう。」ということでした。

実際、水置換液で洗浄したところ。良!(小さいシミはありましたが)
 でしたが・・・
6面研磨なので6回洗浄(しかもカズモノです)
時間がかかるうえに労働環境も厳しいです(水置換=石油みたいなものです)

油屋さんの意見は、「錆びが発生していると思われます。」
これもやはり、綺麗にしましょう的なお言葉でした。
あと、「濃度をもっと薄めてみては?」とのことでした。
薄めれば、洗浄も楽・・・錆びに対して薄める!目から鱗でした。
でも、薄めると帰りにナガシて帰れませんよね・・・朝には錆びだらけ・・・
今現在、標準尺度30~70倍の70倍で使用中でした。
一応、140倍で今日処理に出してみますね。普通に洗浄油で洗浄して・・・

あと、乾式での研削もトライ中です。


皆様の意見をお聞かせ下さい。よろしくお願いいたします。

油屋さんの意見ですが、説明不足でしたね。すみません。
「水置換で洗浄したものは、処理が綺麗にのったのだから、
錆が原因だったのではないだろうか?研削液の水分を水置換で洗浄し、
品物の表面に付いている水分を油に変えた物は、処理が成功していた。
ということは、原因は錆だった可能性もある。」ということでした。

回答 (3件中 1~3件目)

2007/08/12 15:18
回答No.3

熱処理工程は洗浄ではなく脱脂を行っていませんか?
通常のガス軟窒化処理依頼を実施すると
前脱脂→ガス軟窒化処理→後脱脂
の工程で処理が行なわれていると思われます。

しかし、熱処理の前工程が油性+水溶性の切削液で加工の行なわれているものは通常の炭化水素系洗浄では窒化不具合が発生してしまいます。
それは、炭化水素系真空洗浄機では脱脂が行なわれるのみであるために切削液に含まれる無機塩類が製品に付着したまま乾燥してしまい窒化不具合が発生してしまいます。
対策方法としては、炭化水素系脱脂の後工程にお湯で煮沸するか、加工後に灯油浸漬することにより解消できると思われます。

お礼

2007/08/17 08:13

お礼が遅くなりまして申し訳ありません。

鍛冶屋さん、ありがとうございます。
>切削液に含まれる無機塩類が製品に付着したまま乾燥してしまい窒化不具合が発生
やはり、そうなのですね。
>加工後に灯油浸漬することにより解消
試しに、切削液を付着→乾燥させたものを、一晩浸け置きしてみましたが、
全く取れる気配も無く・・・
やはり、加工後切削液が乾燥する前に水置換などで洗浄していくしかないようですね。

大変勉強になりました。ありがとうございました。

質問者

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質問する
2007/08/10 23:23
回答No.2

アルカリ脱脂、炭化水素系の洗浄剤では切削油が
とりきれていないのを過去に経験したことがあります。
(アセトンで強く拭くとウェスが黒くなる)

多少お金がかかりますが電解研磨するか
酸洗いするとほぼ100%問題なく熱処理できます。

>油屋さんの意見は、「錆びが発生していると思われます。」
>これもやはり、綺麗にしましょう的なお言葉でした。
の意味がよく理解できませんでした。
洗浄後、45Cの表面に錆が浮いてしまうということですか?
切削油がきちんと取れていて錆が浮いているだけなら、
窒化前の水素洗浄工程で簡単に還元できるはずですが・・・

炭化水素系の洗浄剤↓
http://www.juntsu.co.jp/qa/qa1206.html
(弊社は洗浄を外注しているので効果のほどはわかりませんが・・・)

汚れ物の窒化ならば塩浴窒化が一番かと。
プラズマでも洗浄スパッタリングでかなり落ちるはずです。

お礼

2007/08/11 09:22

vicks さん、アドバイスありがとうございます。

酸洗いですが、私も試してみました。綺麗にはなったのですが、
窒化の色が濃くなってしまい、「色が・・・」とクレームを頂きました。
電解研磨も、S45Cの表面を平らにすると思いますので、色が濃くなるかと思われます。それに・・・コストも・・・ピンチです。

油屋さんの意見ですが、説明不足でしたね。すみません。
「水置換で洗浄したものは、処理が綺麗にのったのだから、
錆が原因だったのではないだろうか?研削液の水分を水置換で洗浄し、
品物の表面に付いている水分を油に変えた物は、処理が成功していた。
ということは、原因は錆だった可能性もある。」ということでした。


>窒化前の炭化水素洗浄工程で簡単に還元できるはずですが・・・
そうですか・・・錆ではなさそうですね。


>アルカリ脱脂、炭化水素系の洗浄剤では切削油が
とりきれていないのを過去に経験したことがあります。
(アセトンで強く拭くとウェスが黒くなる)

油で加工→6面研磨→処理 なのですが、研磨機に1工程目の切削油が混入し、
その油が悪影響を出している可能性もあるのでしょうか?槽の表面には油は見られませんでしたが、どうでしょうか?
だとしたら、1工程目での洗浄が肝心になるのですが・・・。

処理に悪影響が出るのは付着物が原因だということは解りましたが、
切削油、研削液の洗浄でおススメの物がありましたら、お教え頂たいです。
トリクロールエチレンは、うちでは使用できません。

炭化水素系の洗浄剤は、一応すこし扱っております。
窒化処理後また油をかけて加工しますので、
最終的な洗浄の為に使用させて頂いております。
加工油は、ユシロンBM405
洗浄は、 メチレンクロライドM4
相性は今現在問題ありません。
欲を言えば、コレよりも安全・安価で能力も近いものなど・・・ないですよね・・・?

これを研磨加工の前にも洗浄する。参考にさせていただきます。

>汚れ物の窒化ならば塩浴窒化が一番かと。
メーカーに問い合わせてみます!!ありがとうございます。

質問者
2007/08/10 19:28
回答No.1

窒化処理屋は洗浄しないのですか??
処理メーカーを変更してはどうでしょうか。

お礼

2007/08/10 22:58

kenseiさんアドバイスありがとうございます。
処理屋さんでも洗浄はしているそうなのですが・・・
「取りきれませんでした」との回答でした。

こちらも強気に「処理がなってないです。なんとかして下さい」
と、言ったのですが返答は「研削液を乾かさないで」でした。
私の近くにある他の処理屋さんもそこに行き着くことになるそうです。

やはり、こちらで処理のための準備を行なうしかないようです。

あ・・・トライした物は、連休明けに処理出しです。

ちょっと訂正。
いま処理をお願いしているところは、とても綺麗に処理をかける技術がある処理屋さんです。
洗浄が得意な処理屋さんもありますが、そちらは綺麗にできるかは難しいそうです。

追記
洗浄と処理を別々に頼むのも考えましたが、やはり時間とコストで却下されました。

質問者

お礼をおくりました

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