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溶接歪みを考慮したクランプの選定方法
2023/10/16 05:27
- 溶接歪みを考慮したクランプの選定方法についてご質問です。
- 現在、溶接歪みがあるため、ワークをクランプする際に問題が発生しています。
- エアーシリンダーでは曲がりきらず、ハンマーを使用してクランプしていますが、他に良い方法はないでしょうか?
溶接歪みを考慮しワークを抑えるクランプ
2008/07/24 17:46
材質sp231-440
板厚t=2.9 と t=1.8
完成品長さ1500mm程
L字に曲がった材料を突合せモナカ状にし、アーク溶接をしています。
「」 ←このような断面です。
溶接歪みがある為、ワークを無理やり12mm程曲げながらクランプしているのですが、
エアーシリンダー(ボア径φ63エアー圧0.5MPa)では曲がりきらず、ハンマーで叩き入れている状態です。
(ウレタンハンマーで思いっきり4回程叩いてます)
なんとかハンマーを使わないで押し込めないかといろいろ調べたのですが、
良い案が浮かびません。。。
ハイドロ(油圧含む)はスペース的に難しいです。
手動でも曲げられれば問題はないです。エアークランプに補助的なものとか。
最後に歪み修正のリスト工程は極力避けたいです。
皆さんの現場ではどのように歪みと戦っているのでしょうか。
アドバイスをお願いいたします。
回答 (2件中 1~2件目)
★『溶接歪み』が原因で、エアシリンダのクランプだけでは入らないが、
ウレタンハンマーで補助すれば入る。その後、エアシリンダは、弾性体
であるエアを使用しているにもかかわらず、元に戻ら<バックし>ない。
は、きちんとクランプができている状態では、<ボア径φ63エアー圧0.5MPa>
の力で、クランプトルクは、足りていると考えられます。
すると、『溶接歪み』で、クランプがワークに当たる時、
? 溶接歪みが無い場合より早く当たり、トルクが足りない位置関係になる
対策;クランプ金具の支点位置やシリンダからの入力位置を見直し、
クランプトルクが上がる変更をする。
<この程度なら、増圧弁対応で、問題は解決するので、先ず実施>
? 各クランプのタイミングが悪く、ワークが微妙にズレ、クランプ力が
働かない(こじた)状態となり、クランプできない。
対策;クランプ形状を見直す。作図して、クランプの悪い部分を見つけ
カットする。
<増圧弁対応で、問題が解決しない場合、このケースとなる>
<??のクランプ金具対策を同時検討し、クランプの効率化を図る>
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SMCさんの増圧弁を使用してみたら、如何でしょうか?
エア圧が0.5MPa × 2 = 1.0MPaとなり、シリンダはギリギリそのまま
使用できます。
が、クランプ金具の強度確認が必要ですけど、(ウレタンハンマーで
思いっきり4回程叩いてます)なら、問題ないでしょう。
只、『溶接歪み』が原因で、エアーシリンダのクランプでは入らない
ウレタンハンマーの補助で入って、弾性体を使用のエアーシリンダは、
元に戻らない。<バックしない>
なら、クランプのタイミングやクランプ方法を変更すれば、
(増圧弁との組合せで)解決できそうな感じがしています。
http://www.smcworld.com/2002/npp/npp_view.php3?KeyNo=NPP-07-1&Page=2&Key=&NowRow=0
お礼
2008/07/28 09:21
>バックしないなら、クランプのタイミングやクランプ方法を変更すれば、
解決できそうな感じがしています。
単純に力が足りないものだと決め付けていましたが、何かあるのかもしれないですね、もう一度検討し直してみます。
増圧弁は考えています。ウレタンハンマー(インパクト)に値するシリンダー出力ってどれくらいなんだか見当が付きませんので、出来る限り強いシリンダーを選定してみます。
アドバイス、有難う御座います。
お礼
2008/07/29 08:58
セットの際に溶接歪みを見込んで、エアーシリンダの力で曲げているのですが、ロケートピンに食ってしまっているようです。入りづらい抜けづらいの状態です。
さっそく?のシリンダのクランプトルクが上がる機構に変更するよう、改造してみます。確かに省スペースの為に弱くなる形をしていました。
ロケートピンの形状も見直してみます。
有難う御座います。