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高耐磨耗の材質・メッキ・処理とは?
2023/10/16 08:29
- 高い耐磨耗性を持つ金属の材質・メッキ・処理について教えてください。
- 箱の中で粒子を攪拌する装置に耐摩耗性を持たせる方法を教えてください。
- 現在検討している方法はステンレスの窒化処理や鉄の焼入れ後にハードクロムメッキですが、他に良い方法はありますか?
高耐磨耗の材質・メッキ・処理教えて下さい。
2008/06/03 17:31
高い耐磨耗性を持つ金属の材質・メッキ・処理等ありましたら教えて下さい。
箱の中で粒子を攪拌する装置なのですが、その箱と攪拌棒に耐摩耗性を持たせたいと思っています。
現在SUS304そのままで使用しておりますが、硬い粒子での使用ですと年一回のメンテでもかなりのスリキズやえぐれたような痕がついてしまっています。
ちなみに現在検討している対策としては、
1.ステンレスに窒化処理
2.鉄を焼入れ後にハードクロムメッキ
などを考えていますが、硬さ=摩耗に強いという考えでいいのか、他に良い方法が無いものかと質問させて頂きました。
どうかご回答よろしくお願いします。
書き忘れましたが表面粗さ(Ra0.2程度)や寸法精度(0.1μ公差)もきびしいです。
今、実際にはこの数値は出てないですが一応目標として。
メッキやコーティングすることによって粗さ、膜厚で寸法の調整などできますでしょうか?
わがまま言ってすみません。
その他の回答 (10件中 6~10件目)
以前、SUS304にTiN(窒化チタン)コーティングして、液中の硬い粒子を攪拌したことがありますが、あまり効果的ではありませんでした。コーティングそのものは硬度が高いですが、膜厚が1~2μmのため、その層がやられると母材むき出し状態になるので。コーティングするなら母材も硬いものにしないといけないそうです。例えるなら「豆腐の表面に鉄板を貼っても硬度は出ない」。
そのとき私がとったのは、SKD11に焼入れした上に硬質クロムめっきです。
SUS304+TiNコートよりははるかにロングライフ化できました。
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攪拌機とは異なりますが、金属接触部が摩擦する部分の部材の選定時に、
お互いの硬度は近いほうがよい。と聞いたことがある気がします。
また、一方を硬くしすぎるともう一方が削れてしまうので、
単純に硬くするだけでは製品に傷をつけてしまうかもしれません。
ご質問に対する的確な回答とはなっておりませんが、ご参考までに。
50mm以上くらいの大きさがあれば、セラミック溶射では、溶射後加工が可能で
表面粗さ、精度を出していました。
お礼
2008/06/04 09:32
セラミック溶射というコーティングがあるんですね。
特性などを調べて利用可能そうでしたら検討してみます。
ありがとうございます。
箱のほうの推奨は 2.鉄を焼入れ後にハードクロムメッキ
硬い粒子が小さく、ぶつかって傷が出来るほどでなく、摩耗のみであるなら焼入れは必要ないかもしれません。
いずれにしろ、箱のサイズが気になりますね。大物なら、処理槽に入るかどうかが問題になってきます。
攪拌棒は1.さんのようなコーティングで良いかと思います。
お礼
2008/06/03 18:17
ありがとうございます!
両手にのせて収まるくらい、箱は小さいです。
ですので大抵の処理はできますかね。
粒子も小さくパウダー状になっております。
ハードクロムにするなら焼入れ無し試してみようと思います。
http://www.taihei-s.com/seihin2.htm
ここにあるようなTiAlNコートとかでどうですかね?
熱処理(焼き入れ)やってるところから外注へ出してもらえますよ。
よほどのもので無ければこれで十分な硬度と耐久性は
確保できると思うんですけど。
(普通に研磨機の砥石とかがかからない程度まで硬化処理します)
お礼
2008/06/03 18:03
早速の回答ありがとうございます!
セラミックコーティングですか。
耳にしたことはあっても考えもつきませんでした。
あとは書き忘れましたが、表面粗さ(Ra0.2程度)や寸法精度(0.1μ公差)も厳しいのでメーカーに直接確認してみようと思います。
お礼
2008/06/04 09:49
なるほど、具体的な経験からの回答には説得力あります。
SKシリーズのコスト等検討しながら適当な材質を選びたいと思います。
安価な硬質クロムでロングライフ化できるなら材質に多少コストかけてもいいかもしれません。
morimoriさんの回答により材質SUS304の可能性はなくなりました。
ありがとうございます。