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溶融亜鉛めっき鋼板にタップ加工しても大丈夫か
2023/10/17 12:32
- 近年、建材用の部品製作には耐食性めっき鋼が広く使われていますが、そのめっき鋼にタップ加工をしても耐食性に問題はないのでしょうか。
- 建築物の内装用として使用する際に、天井点検口などの製品の組立や取り付けに使用する金物にも溶融亜鉛めっき鋼板は適しているのか疑問です。
- 一般的には、溶融亜鉛めっき鋼板にタップ加工をしても耐食性に問題はないと考えられますが、具体的な指標やデータがあるかどうかは確認が必要です。
溶融亜鉛めっき鋼板にタップ加工しても大丈夫か
2009/08/27 11:53
主に建材用の部品を製作しているのですが、鉄の薄板に関しては近年ZAM等の高耐食性めっき鋼が広く使われるようになりましたが、そういっためっき鋼にタップ加工をして、後処理のめっきを省略しても耐食性に問題がないかどうか、一般論として何か参考になる指標はありますでしょうか。
用途は住宅の内装用
例えば天井点検口等の製品の組立て、取付に使用する金物
回答 (2件中 1~2件目)
問題があるないは抽象的ですが、錆は出ます(必ず)。
錆が意匠的にダメな場合は不可となりますね。機能的にどうかというと必ずしも・・・鉄は暴露試験で外気の過激な環境に置いても10年でMAX0.5mmくらいの腐食浸透ですので、室内なら外見上は錆が出ていますが・・・さらにネジ部以外は表面処理があるのでさらに良いかと・・・。
しかし通常はNGとしたほうがよいでしょう。室内は結露などもしますので。
SPCC等の加工後メッキですが、形状で「ガラメッキ」か「ハンガー」かに分かれます。
密着しやすい(平らな板など)モノの場合はガラは不適切です(重なり部分がメッキがつかない)。またハンガの場合は重量ではなく、作業性+表面積での
価格設定となるので価格を一般的に重量単位で出すのは難しいと思います。
またハンガーのサイズなどにも影響されるので、ライン毎(メーカー毎)に
価格が変わります。
当社はメッキ工場もありますが、それは安くやってもらってると思います。
1ハンガーで350個もかかると手間賃の方が大きく、1ハンガー当り2000円くらいは当たり前になってしまいます。当社で最も小さい製品は1ハンガー当り5000円のものがあります(1ハンガー掛け終わるのに1時間以上かかるものです)
それにも増して、このような製品は敬遠しがちですが・・・
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タップ加工後は鉄の地肌が出ますよね。程度の差はあれ錆びると思います。
防錆塗料等を刷毛等で塗ったら如何ですか。
シリコーンシーラント等を手で断面に塗布しても防錆になると思います。
詳細はメッキ屋さんに聞いてください。
私がいた業界のメッキの相場は記憶の範囲で100~150円/Kg(がらメッキ)で引っ掛け(つるし)だと1.5倍ぐらいでは?
逆にこの程度の錆(濃縮テスト等で)では駄目かを確認してみては。
お礼
2009/08/27 18:25
アドバイス有難うございます。
やはりタップ加工部の素地はサビ安いですよね。
ロット数千個の量産品に対する処理なので、防錆処理が必要であればやはりメッキをかけた方が良いのですかね。
薄板の小物部品の場合、厚板に比べめっき費が非常に割高になってしまうため、めっき無しで済ます方法がないものかと考えておりました。
ちなみに1個10g程の薄板小物部品を引っ掛けで3価めっきするとメッキ費はいくらくらいかかるでしょうか。ロット1万個程度
お礼
2009/08/28 09:59
アドバス有難うございます。
実はt1 SPCCの薄板小物部品(約10g以下)で、ガラメッキができない形状のため、吊りで見積とったのですが、キロ当たりに換算すると非常に高く、ステン430などで作った方が安くなる試算となってしまいました。顧客もステンより鉄の方が安いという認識のため、価格の折り合いがつかず困っておりました。
ちなみに1ハンガー350個程度かかるものだったのですが、メッキ費は約5円でした。こんなもんでしょうか。