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軸用C形止め輪の溝寸法について
2009/08/20 09:27
- 真鍮製品に抜け防止用の軸用C形止め輪を取り付けるための設計検討をしています。
- JIS B 2804を確認すると、軸径がφ9の場合、止め輪を取り付ける溝径はφ8.6と規定されています。
- しかし、この場合、止め輪と製品との接触幅が片側0.2mmしかなく、少し心許なさを感じています。溝径を変えずに片側0.5mmにしたい場合、軸径をφ9.6にすることは問題ないのでしょうか?
軸用C形止め輪の溝寸法について
真鍮製品に抜け防止用の軸用C形止め輪を取り付ける為の
設計検討をしております。
JIS B 2804を確認すると、適用する軸径がφ9の時、
止め輪を取り付ける溝径はφ8.6と規定されているのですが、
この場合、止め輪と製品との接触幅が片側0.2mmしか無い為、
少々、心許無い気がします。
そこで、片側0.5mmにしたい為、
溝径はφ8.6のままにし、軸径をφ9.6としたいのですが、
何か問題は無いでしょうか?
知見をお持ち方がおられましたら、
ご教示頂けますと助かります。
宜しくお願い致します。
質問者が選んだベストアンサー
C形止め輪は軸用と穴用共に、スラスト方向からセットします。
そして、弾性域を利用して、軸用は拡げ/穴用は縮めてセットします。
因って、貴殿の使用法は、
通常使用方;φ9mmまで軸用C形止め輪の内径部分を拡げてセットする
↓
特殊使用方;φ9.6mmまで軸用C形止め輪の内径部分を拡げてセットする
に変わります。
すると、軸にセットする時、通常より0.6mm多く拡げる事になり、弾性域を
超えて拡げる危険性があり、元に戻らなくなる恐れがあります。
せっかく、接触幅を大きくしたい意図で考慮したのに、実際はあまり効果
がない結果となる恐れがあります。
この場合は、Eリングを使用すると問題が解決します。
Eリングは、ラジアル方向からセットするので、軸径がφ9.6mmでもφ12mm
でも問題はありません。
又は、軸用C形止め輪へ力が加わる構造の場合は使用を止め、カラーとねじ
でセットする構造変更をするべきです。
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その他の回答 (3件中 1~3件目)
材質(真鍮)と構造(C形止め輪)の組合せに疑問があります
このような場合には寸法で解決するのではなく
構造で解決すべきと考えられます
但し、振動が少なく、加わる力が小さいなら
JISにしたがって設計すればいかがでしょうか?
お礼
2009/08/20 16:18
回答有難うございます。
材質、構造共、制約がある為、
他方法を検討する時間が取れないのが現状です。
基本的には抜け止めですので、
Eリングにて検討を行います。
スラスト荷重が大きいのであればC止めは厳しいかと。
セットカラーやファインUナットなんかで固定しますかね。
そもそも片側9.6の段付きにするなら止め輪要らないような・・。
お礼
2009/08/20 16:15
セットカラーやファインUナットで固定するスペースが無いため、
止め輪を検討しております。
又、片側9.6の段付きではありません。
お礼
2009/08/20 16:11
懇切丁寧な回答を頂きまして、誠に御礼申し上げます。
ご教示のとおり、Eリングにて検討してみます。
有難うございました。