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強度を考慮した配管の選定方法
2023/10/17 14:41
- 配管の選定方法を教えてください
- 具体的な条件に合わせた配管の候補とその特徴について教えてください
- 配管の検証方法についても教えてください
強度を考慮した配管の選定
2009/06/23 18:32
全くの初心者です。宜しくお願いします。
現在 配管750mmを用いて、約2.9kgの物体を吊るしたいのですが、検証、選定方法がわからず、困っています。
具体的には 配管に幅30mmのリング2点(2点間距離460mm)で、約2.9kgを吊り下げます。 配管の呼び径は 20A を使用したいです。
SGP配管で見ると 厚さ2.8mm この選定で使用可能でしょうか?
STPG410圧力配管Sch80 厚さ3.9? も候補です。(高価)
検証として破壊試験しか思い浮かばす、できるならば何かしら検証方法も教えてください。
質問者が選んだベストアンサー
材料力学と機械設計の教本を再度確認下さい。
そして、梁の計算で確認が可能です。
具体的には、
30mm 30mm
→ ← → ←
━ ━
=============================
← 20Aパイプで、長さ750mm →
=============================
▲ ┯ ┯ ▲
← →│← 460mm →│← →
145mm ├─────────────────┤ 145mm
└─────────────────┘
↑が約2.9kgの重り?
なら、
↓ 2.9kg/2 ↓ 2.9kg/2
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▲ ▲
の梁計算です。
そして、両↓とその間に最大の曲げモーメントが掛かりその値は、
145mm ×(2.9kg/2)= 210.25kg・mmです。パイプの強度計算は、
パイプの応力σkg/mm2=曲げモーメントMkg・mm÷パイプ断面係数Zmm3
で計算でき、 ≪SGPの20A;φ27.2mm×t2.8mm(内径;φ21.6mm)≫
σkg/mm2 = 210.25kg・mm ÷{π/32×(27.2^4-21.6^4)÷27.2}mm3
= 210.25kg・mm ÷ 1189mm3
= 0.177kg/mm2 となります。
SGPの引張強さは、約29.6kg/mm2なので、1/167で大丈夫、と確認します。
が、何回もやっていると、計算しなくても大丈夫と判断が付きます。
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その他の回答 (2件中 1~2件目)
使用条件が判らないので、単に与えられた条件から静荷重として計算する
一目、経験上からしても計算するまでもなさそうと思いましたが、ザックリと
計算して、10倍の29kgfを吊っても変形しないくらいの余裕はありそうに思う
(σ=5.33N/mm2<275*0.3=82.5,中央たわみ=1.4mm=1/535スパン・・・ok)
計算結果は御自分で勉強なりして検証して見て下さい。実際の設計では、振動
や配管圧力、腐れ代、配管勾配などなどを考慮して御自分で決めてください
最後に検証方法は吊って中央部のたわみを実測し1/300スパンならよしにする
再度、正確に計算し直しました。答えを確認してみてください
σ=1.74 N/mm2<82.5,中央たわみ=0.042mm→1/17857 スパン・・・ok
お礼
2009/06/24 13:18
返答いただきありがとうございました。
う82.5の意味がまだ確認できていませんが、質問内容の強度が十分であることがわかり助かりました。内容の理解、検証に努めます。
お礼
2009/06/24 13:43
後の先、アフターユー さま
図示、参考資料、懇切丁寧な返答ありがとうございました。
自分一人で公式を駆使して計算できませんが、貴殿の説明の解読がほぼできました。少し曲げモーメントの理解が不安ですが。M=(a/l)P 145mmはaに相当するのですよね? 配管実物をみて「おそらく大丈夫」であろうが、「計算上問題なし」として使用できます。ありがとうございました。