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2012/09/26 18:19
いつも拝見させて頂いております。大変ありがとうございます。
お手数ですがメッキ協力工場様へお願いしている電気Niメッキフープ材について質問させて頂きます。
■現象;弊社は金属プレス加工業です。協力業者様に厚さ1mm幅40mm程度の無酸素銅の母材に電気Niメッキ(片側1.5~2μm)をしてもらったフープ材を購入し、平板形状のものをプレス加工しております。コイル全長は200~300mほどになると思われます。
メッキ工程は概略ですが、前処理のほか、ストライクメッキ、多槽メッキ、後処理(水洗乾燥)でやっていただいています。
・御客様の指摘で同一フープ材の中からメッキ厚が規格の半分以下しか付いていないプレス製品が見つかりました。メッキの色調は通常は半光沢で若干白みがかっているのですが、その製品(数百個)は光沢のある黒味掛かった色調でした。ただ、その他のフープコイルでも光沢がある黒味掛かったものは出ているのですが、メッキ厚はしっかり付いています。ですので、色調だけが原因ではなさそうです。
・メッキ屋さんの工程条件のモニタリングでも異常が出ていないということから現在原因の特定が非常に困難になっています。
誠にお手数ですが、このような事例で原因推定のアドバイスを頂けると非常にありがたい状況です。
よろしくお願いいたします。
めっき業者のモニタリング間隔が何秒でしょうか?
加工速度とモニタリング間隔から、何メートルの不良を見逃す可能性があるかがわかると思います。
モニタリング間隔が0.5秒や1秒ですと膨大なデータ量になります。
そのため、モニタリング間隔を1分とか5分とかにしている可能性もあります。
特に古いめっき装置ですと、コンピューターやストレージの能力の問題で、秒単位でのモニタリングが不可能な場合があります。
同リール中の一部分のめっき厚低下の原因としては・・・
?瞬間的にいくつかの槽のめっき液の液位が下がった。
?雷などにより瞬低が発生した。
?給電から製品が外れたが、すぐに作業者が修正した。
?ニッケルめっき液に大量に水を補充した。
などが考えられます。
しかし、モニタリング間隔が長いと確認不可能です。
最終的には、回答(1)でおっしゃっているように、明らかにめっき厚不足なのであればめっき業者に引き取ってもらうべきです。
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>メッキ屋さんの工程条件のモニタリングでも異常が出ていない
全責任を背負うべきめっき屋さんがこう言ってしまっては
>原因の特定が非常に困難
フープめっきは自動化ラインなので、タコ掛などと違い作業者による出来不出来は無いはずです。
http://www.ideya.co.jp/semicon/index.html
めっき厚不足なのは言い逃れできないし、めっき屋さんにお引き取り願うしか。。。
フープめっきを手掛ける所は地方でも近隣県にはあるはずで、代替候補のアタリを付け、強い姿勢で交渉に臨まれては
担当者が忙しく面倒みきれないと手抜き回答したようなニオイもします。
責任を追及するなら商社も絡めてレベルを上げる。
回答(2)の見解にナットク。始終端で起きやすい問題とすると、検査を始終の2箇所以上にして、これ以降ここ迄OKとのマーキングをするとか。
規定の品質を逸脱することは絶対許容しない姿勢が『日本品質』の裏付けとなってますが、これはその範疇かと。
しかし
http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=276800&event=QE0004
これを全箇所で欠陥を許容しないとするなら、メーカーは大変なことになる。それでもトヨタ様が要求したならメーカは必死に頑張って何とかなってしまう、、、のでしょうね~
2012/09/27 18:03
岩魚内さま、いつもアドバイス頂きありがとうございます。とても助かっています。メッキ屋選定に当たっては、当社は材料商社経由での取引ですので、商社にも責任を取ってもらうつもりでおります。ただ、板厚が厚いということでラインでの取り回し(巻きぐせや変形?)を嫌がるメーカーがあったようで、今のメッキメーカー選定になったようです。お客様でプロセス承認されてしまっていますので、なかなか取引先の変更は難しいのですが、ご提案ように進めてみるのも手と思いますので、検討してみます。ありがとうございました。
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2012/09/27 18:13
めっき屋さん、アドバイスありがとうございます。モニタリング間隔は1秒と聞いています。多分ラインスピードからしますと、数百個もメッキ厚が薄いものが出れば、数分単位、長さで10m近くにはなると思いますので、何らかの形で検出ができるはずと思うのですが・・・ご指摘の内容は可能性がありますので、バックデータを確認させてもらうようにします。メッキに不案内ですが、いろんな想定原因を挙げていただいて助かります。原因調査の糸口に活用させて頂きます。ありがとうございます。