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析出硬化系ステンレス 熱処理について
2023/10/19 04:28
- 固溶化熱処理状態での析出硬化系ステンレスの使用について
- 析出硬化処理をせずに使用することの問題はあるか
- 金属材料の初心者でも理解できる解説をお願いします
析出硬化系ステンレス 熱処理について
2013/08/09 09:44
析出硬化系ステンレス(SUS630)を
固溶化熱処理状態で使用する場合って、ありますか?
析出硬化処理をしなくても、使用には問題ないのでしょうか。
当方、金属材料の初心者なので、教えていただけると助かります。
回答 (2件中 1~2件目)
◎sus630 の用途と特性
?特徴 : 耐熱性が高いこと。つまり高温強度があり300℃程度までの加熱でも機械的な性質が変化しないところにあります。
?用途 : 耐熱性を必要とするバネ材に使われます。
160℃で繰り返し熱処理する加圧治具の例ですが、
SUS304材のバネでは;5回程度の加熱で加圧力が低下
SUS631材のバネでは;200回以上使用しても低下しない。
(1)さんの回答+耐熱性用途には、析出硬化熱処理は不可欠です。
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http://www.silicolloy.co.jp/sus630.html
9.3 各腐食液に対する耐食性
80%CH3COOH、沸騰、8hour
酢酸のみ時効硬化熱処理済みに比して悪い。
これを使うねらいは時効硬化熱処理しての強さ(硬さ)。やらなくて使えないとは言えないが高価な材料が勿体ないです。
お礼
2013/08/10 09:45
どうもありがとうございます。
最大の特徴を活かしていないことになるのですね。
わかりやすい回答ありがとうございました。
お礼
2013/08/20 10:52
ご回答ありがとうございます。
具体例もいただき、ありがとうございました。
耐熱性用途でなければ析出硬化熱処理なしでも使用可能だけれど
それだと(1)さんの仰る通り、もったいないという認識で良いのでしょうか。