レノボH505sでハードデスクが壊れ、CD/DVDがない状態でのインストール方法

Windows8になってから一般にリカバリセットアップディスクが作成できなくなった代わりに(作成できるものも一部ありますが)、Microsoftから再セットアップ用のWindows ISOイメージがダウンロードできるようになっています。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows8

万一の時はこちらからDVDやUSBメモリを作成して、再度セットアップが可能です。プロダクトキーは製品側に付属していますが、この辺も詳しく説明がありますよ。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/faq

Lenovoのユーティリティやドライバは、Lenovoから別途ダウンロードが必要です。
http://support.lenovo.com/jp/ja/products/desktops-and-all-in-ones/lenovo-h-series-desktops/lenovo-h505s-desktop?query=&Shallow=1&Type=&OperatingSystems=&Component=&Symptom=&&beta=false

簡単な話で、ほとんどのWindowsユーザーは
Windowsを所有していないのですから、それを自由にできないのが当たり前。

PCメーカーは、Microsoft社との契約で
自社製PCの付属品として、リカバリーディスクを添付したり販売したり
あるいはWindowsが入った状態のHDDに換装して修理対応することができます。

一般ユーザーは、Microsoftとそういう契約すらしていなくて
Windows付属PCをLenovoから買ったのであれば
Lenovoが面倒を見る契約でOEM版のWindowsの、使用権だけを持っています。
でも、Lenovoが金を出せばリカバリーディスクを売ってやるというサービスを
拒否するなら、それはLenovoを介して行なった使用権の契約を、破棄するのと変わりません。

厳密には裁判しなければ、破棄に相当するという結論は出ませんが
裁判しない限り、Lenovoが金出さなきゃ、何もしないという状況も変わりません。

Windows入りのHDDを換装して、別のPCで動かした場合
技術的には可能だとしても、ライセンス上は違反になる場合があります。
ほとんどのWindowsは、OEM版かDSP版ですから
違反にならないほうがめずらしいと言って間違いありません。

「契約違反すればどうとでもなる」という主張であれば
それはもう、盗んできてもかまわないと考えるのと同じです。

何万円も出すのに、それがどういうものか
理解しないで買っていたことに問題があったとも言えます。

EULAは新品購入時に見るのが普通ですし
説明書には、リカバリーディスク作成を促す説明もあったはずです。
EULAを見て返品するようなことは、ほとんどの人には無理ですが
ほとんどの人が、説明書にしたがって、リカバリーディスクを作成することができるはずです。

裁判すれば、使用者の過失があったとして、Lenovo勝訴になる公算が高いと思います。


たしかに、そういったWindowsの使用権に関する不満は
非常に多くの人が抱えている問題ではあります。

でも、Windowsに依存した大衆が、Windowsを買い支え
Microsoftに、非常に大きな力を与えてきたのも事実です。

結局、充分に学んで、金の使いどころを、見誤らないように心がけるか…
Windows依存をやめてしまうくらいしか、逃げ道はありません。
Macという選択肢は、金に関しては、Windowsより恐ろしいと言われていますけどね。


実際、Windowsはパソコン用OSとしては非常に高いシェアを持っていますが
パソコン業界での、Windowsのシェアは、この10年くらいの間に、ゆるやかに減り続けていますし
インターネット利用している端末としては、スマフォ勢が半数程度になっています。
Windows依存を脱却した人も、そうめずらしいものではありません。

そういった状況において、Microsoftは、Windows7リテール版ユーザーや
Windows7,8.1から10へのアップグレードユーザーに、それぞれ
Windows7や10のインストールディスクのダウンロードサービスを提供しています。

Windows依存が低下してきて今、Microsoft側の妥協や譲歩
サービス改善が進んでいくことが期待されています。


残念ながら、単なるOEM版ユーザーにすぎない大多数のユーザーは
前述のようなサービスを利用できないので、あるいは先月までのサービスで
Windows10化しておいたほうが、まだマシだったかもしれません。
そういう手を打っておくという主張は、いろんなところで先月まで見られたものです。


後悔先に立たずとは言いますが、現状ではリカバリーディスクの購入が高すぎるとなると
無償配布されているLinux系OSなどで動かすことを検討したほうがいいかもしれません。

ただし、Linux系OSは、PCメーカーのサポートなどもありませんから
必ずしも、どんなPCでも動くというわけでもありませんし
そもそも、Windows用ソフトが動かないので、使い方によってはどうにもなりません。

ただ、IEをFirefoxに、MS OfficeをLibreOfficeに、WMPをVLCメディアプレーヤーに…
といった具合に、Linux系OS用のあるソフトに置き換えて
それを使いこなせるだけの能力があれば、Windowsに依存する必要が無くなります。

Windows抱き合わせ販売製品なんか買わずに
パーツだけ集めて、自分で組み上げて使ったり
OS無し特価の中古品を使ったり、無駄な出費を抑えられる場合があります。

私も、Windowsを買わないことによって、一万円以上浮いた予算で
ワンランク上のCPUや、多めのメモリーでPCを組んでLinux系OSで使っています。

パソコンを長く使い続けるうえでも、Linux系OSは最新版を追いかけても
古いPCで使える最新版を開発している組織があったりして
OSのサポート切れはあるにしても、あまり難しいことを考える必要は無くなります。

それでも、Linux系OSに移行できないのであれば、ぶっちゃけ
その人にとって、Windowsは思っている以上の価値があるということになります。

そうと確認できたら、さっさと、リカバリーディスクなり
リテール版のWindowsなり買えばいいと思います :-)

リカバリーディスクは、いずれ購入できなくなる時期が来るので
購入できるうちに故障して、試行錯誤する猶予まであるならば
それは不幸中の幸いだったのかもしれませんよ。

＞メーカーができるなら、　一般の人でもできて当たり前
それをしていなかったか、あるいは作成したCD/DVDを紛失されたのは質問者さんですよね？
であればどうしようもないですよ。お言葉を借りれば、メーカーにだってぶっ壊れたハードディスクからリカバリメディアを作ることは不可能です。ユーザーができないのと同様に。

http://www.lenovo.com/jp/catalog/dt/2013/h505s_rt_0305.html
＞※1 システムのリカバリーには、ハードディスクからのリカバリーが可能なDisk to Diskを採用しています。障害のためにハードディスク・ドライブを交換する場合や、ハードディスクの区画(パーティション)が破損または消去された場合はリカバリーメディアお申し込み窓口までお問い合わせください。

壊れる前であればリカバリ用のDVDセットを作れたのかも知れませんが、壊れた後ではメーカー注文するしかないです。