WRC-2533GST2の中継器モード

訂正。

誤
機器Aから発信した場合、中継器は、ランダムに生成したMACアドレス「aa.bb.cc.dd.ee.ff」で親機に中継します。
機器Aから発信した場合、中継器は、ランダムに生成したMACアドレス「gg.hh.ii.jj.kk.ll」で親機に中継します。

正
機器Aから発信した場合、中継器は、ランダムに生成したMACアドレス「aa.bb.cc.dd.ee.ff」で親機に中継します。
機器Bから発信した場合、中継器は、ランダムに生成したMACアドレス「gg.hh.ii.jj.kk.ll」で親機に中継します。

＞この本体MACアドレスの他に　WRC-2533GST2はどのようなMACアドレスを持っているのでしょうか

中継器は、中継を行うたびに、ランダムに生成したMACアドレスを付けて中継を行います。

例えば、機器Aからの中継、機器Bからの中継を同時に行うと、以下のようになります。

機器Aから発信した場合、中継器は、ランダムに生成したMACアドレス「aa.bb.cc.dd.ee.ff」で親機に中継します。

機器Aから発信した場合、中継器は、ランダムに生成したMACアドレス「gg.hh.ii.jj.kk.ll」で親機に中継します。

親機からのレスポンスは送信元のMACアドレス宛に返されるので、「MACアドレスaa.bb.cc.dd.ee.ff」か「MACアドレスgg.hh.ii.jj.kk.ll」に返されます。

中継器は、親機から来たaa.bb.cc.dd.ee.ff宛レスポンスを「機器A」に、gg.hh.ii.jj.kk.ll宛レスポンスを「機器B」に中継します。

つまり、中継器は、毎回ランダムに決めたMACアドレスを使って、どの機器に中継するパケットなのか判別しているのです。

そして、aa.bb.cc.dd.ee.ffやgg.hh.ii.jj.kk.llの実際の値は「毎回ランダムに決まる」ので、固定出来ません。

なので、親機から見ると「どんなMACアドレスから通信が来るか判らない状態」になります。

結果「中継器を使う限り、MACアドレスフィルタリング機能は使用出来ない」という事になります。

設定するとしたら「このIPアドレスのパケットは、MACアドレスが何であってもフィルタせずに通す」という設定にする必要がありますが、それは「MACアドレスフィルタリングを使用しない」と同じ状態です。