セルフパワーのUSBハブ　作動しない

「セルフパワーUSBハブ」は、全ポートにUSB機器が動作可能なだけの電源を供給できるハブです。
その電力は、USB規格上、5V(ボルト)・最大0.5A(アンペア)です。(各ポート)
※USB2.0規格で最大0.5A、USB3.0規格で最大0.8A

いまどきのスマホは、充電のために最低1.0A、高速充電には2.4Aなどを要求しますので、規格上最大0.5Aまでしか出ない「普通のUSBハブ」ではまったく電力が足りないのです。
(0.5Aで充電できるスマホもありますが、かなり時間がかかります)

スマホを充電するためには、「USBポートがついた、充電用のアダプタ」を使用しなければなりません。

例えばこちらのアダプタは、2ポート合計2.4A出力が可能です。

＞AUKEY USB充電器 ACアダプター 2ポート (2個セット)
＞https://www.amazon.co.jp/dp/B081C8XS8C

合計2.4Aまでですから、1つだけ使えば2.4A目一杯使って充電できますし、2台同時に繋げば、初めは1.2A+1.2A、片方が充電終わればA数を要求しなくなるのでもう片方に2.4A使って、充電できます。

もっとたくさん同時に充電したい場合、こちらなら各ポート2.4A(ただし同時には8Aまで)で充電可能です。

＞RAVPower USB 充電器 [4ポート/40W/折り畳み式プラグ/急速充電]
＞https://www.amazon.co.jp/dp/B01N3237E5

また最近は、TypeC-TypeC ケーブルによるPD(Power Delivery)充電規格で、V数の方も9Vや15V等に上昇させてさらに高速充電できるものもあります。

＞Anker PowerPort Atom PD 1(PD対応 30W USB-C急速充電器)
＞https://www.amazon.co.jp/dp/B07DHQKQPL
※スマホ側もPD充電に対応していることが必要です。
※PDに対応していない場合、5Vからは昇圧しませんが、1.5Aなどで充電可能です。

そういった、「充電用のUSB-ACアダプタ」を買いましょう。

----以下余談----

セルフパワーUSBハブは、最大0.5Aまでの消費しかしないUSB機器を、たくさん繋いでも電源に不安なく使用できる、というためにあります。
(バスパワーUSBハブだと、パソコン本体からの0.5A供給だけで、ハブ自身と接続機器すべての電力を賄わなければいけませんので)
USB機器の方も、(USB2.0機器ならば)0.5Aまでの消費に抑えて作ってあるので、1ポート0.5A出れば十分だし、それ以上出るようには作られていないのです。

そして、セルフパワーであっても、パソコンからの電力供給がない場合には、動作しないように作られている、という可能性もあり得ます。

通常の使用状態を考えてみれば、コネクタはパソコンに繋いでいるけどパソコンの電源は落ちている、という事と同じ訳ですから、そのとき外付けドライブやプリンタにだけ電源入っていても無駄なので、パソコン電源に連動するように作ってあるのかもしれません。

私の経験では、充電用のポートが付いていればPC接続無しでも充電できますが、そうでない物はPC接続して初めて通電する物もあります。
充電専用で考えるなら、USB充電器を買われる方が確実でしたね。