ELECOMルーター apモードについて

＞1.apモードで使用した時2階までの通信速度、通信範囲の変化はあるか。

設置場所によります。

図の解説：
灰色四角＝ ソフトバンクルータ(E-WMTA2.2)
黒四角＝ ELECOMルータ(WRC-2533GS-B)
赤楕円＝ソフトバンクルータの電波範囲 ※中央ほど強く、離れるほど弱い
緑楕円＝ELECOMルータの電波範囲 ※中央ほど強く、離れるほど弱い
水色＝LANケーブル

Wi-Fi規格というのは、電波の最大強度が規定されているので、他社のルータに変えても、設置場所が同じならば、接続状況(電波の届く範囲)はあまり変わりません。(図1)

でもせっかく別ルータを買ったのですから、LANケーブルを1階～2階にまで引き回し、その先にアクセスポイントモードのWi-Fiルータを置くと、その周りの電波が強力になります。(図2)
電波が強力になるということは、接続が安定し、通信速度も上がる、ということです。
LANケーブルは最大延長100mですので、1～2階の数十メートルぐらい、なんてことありません。
これが一番理想的な設置方法です。

次善の策として、「中継器モード」での設置方法があります。
1台目の電波が十分届く範囲に、「中継器モード」に設定したELECOMルータを置きます。
※最初の中継設定は、1台目の近くでやってください。
そうすると、利用可能エリアを少し、広げることができます。(図3)

でも、中継器をあまり遠くに置くと、1台目と通信できなくなってしまい、「電波は強いのに、遅い」ということになる場合もあります。(図4)
ですので、中継器モードはあまり通信エリアを広げられるものではありません。
それに、中継器モードってどこのメーカーも実に不安定で、電源を入れてしばらくはいいのに、一週間ぐらい使ってると中継してくれなくなってしまったりします。
中継器モードは、あまりお勧めできません。

----

＞2.apモードで使用するための設定。

一度設定してしまったので、一度初期化しましょう。
電源を入れたまま、本体裏の「RESET」ボタンを、つまようじ等で5秒以上押し続けます。
POWERランプが点滅を始めたらボタンを離し、そのまま1～2分待ってください。
POWERランプが点灯に戻ったら、初期化終了です。

初期化できたら、一度電源を切り、裏の動作モードスイッチを、「アクセスポイント」に合わせます。

以上です。

後は、ソフトバンクルータのLANポートと、ELECOMルータのINTERNETポートをLANケーブルで接続して使ってください。