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ドライブの最適化ができない
2023/10/21 05:50
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▼ご利用の製品
・ご利用の製品タイプ(例:タブレット・ノートパソコン・モバイルなど)
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ノートパソコン
・製品名・型番(例:PC-N1565CAL-Y・PC-GN287DAASなど)
===ご記入ください===
NX750/N
・接続方法(例:有線LAN・無線LAN・USBケーブル・Bluetooth)
===ご記入ください===
▼お困りごとの詳細、ご使用中の機器の状況や、表示される内容をお書きください。(例:起動方法・パスワードを変更したい・Windowsのバージョンアップの操作手順)
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===ご記入ください===
windows管理ツールのドライブのデフラグと最適化を実行しようとすると、「最適化は使用できません」と表示され、最適化ができない。
※OKWAVEより補足:「NEC 121ware : Windows」についての質問です
回答 (9件中 1~5件目)
時々フラッとやってくる故山です。もう詳しく答える人も減ってきていますね。
これは、SSDだとストレージファームの種類によってGC(ソリッドステートドライブの最適化に相当、GCの意味は後述します)が手動で出来る場合と出来ない場合があるので、出来ない製品だと「全自動」(動作に支障が生じない設定)になっているかどうかの確認だけ行えば良いでしょう。支障が出る設定だとプチフリーズするかも。
Windows 10や11なら[Win]キーを押しながら「X」キーを押して表示される「スタートのコンテキストメニュー」(右クリックメニュー)から、「コンピュータの管理」を選んで起動してください。
起動すると、
左ツリーに「サービスとアプリケーション」という項目があるので、それを展開し、「サービス」を選びます。
中央の詳細に「サービスの一覧」が表示されますので、
「Optimize drives」を探してください。
これが自動・手動になっていれば、最適化(SSDの場合はgarbage Collection、以下GCのみ実行です)は自動・手動で行えます。無効だと実行できませんので、手動または自動に変更して念の為にPCを1度再起動して確認して見ると良いでしょう。
但し、SSDの場合は自動または手動になっていても、WindowsのデフラグではGCが処理されないことがあります。これは、SSDそのものが、手動処理を許諾していない製品で該当します。
多いパターンとしては、SamsungのSSDだと、SSD magicianなど別のツールで管理しないと出来ない場合などです。
尚、自分の使っているPCにSamsungのSSDが使われているか分からない人は入れないでください。ここは飛ばして、-ここから次確認-という項目まで下に進んでください。
以下URLはSSD magicianのダウンロードページです。SSDの寿命、信頼性、機能の管理を行うツールです。Samsungの対象ストレージを持っているなら利用出来ます。これを使うとWindows標準のツールは不要(原則無効)になります。
https://semiconductor.samsung.com/jp/consumer-storage/magician/
ちなみに、WDやCrucialなどのストレージもこういう独自ツールを供給しています。
-ここから次確認ー
これ以外の場合でも手動で設定出来ないだけで、自動では最適化(GC)が設定されているのが普通です。そうしないとプチフリーズという不具合が出てきます。
この場合、GCが機能しているかどうかを確認する必要があります。これを確認する方法は以下となります。
Windowsのスタートメニューを開いてcmdと入力します。コマンドプロンプトが検索されるはずですから、それを右クリックして管理者として実行をクリックします。
ユーザーアカウント制御の警告が出ますので、「はい」を押下してコマンドプロンプトを起動してください。
ここに次の文字列を入力(コピーペーストで貼り付けても良い)します
fsutil behavior query DisableDeleteNotify
入力したらEnterキーを押下します。
すると、
NTFS DisableDeleteNotify = 0(無効)
ReFS DisableDeleteNotify = 0(無効)
または
NTFS DisableDeleteNotify = 1(有効)
ReFS DisableDeleteNotify = 1(有効)
という文字列が上がって来るはずです。これが「0」(無効)ならば、最適化の作業は意識する必要はありません。SSDハードウェアとOSが勝手に最適化(ATA DataSet Management)しますので手作業で最適化を行う必要がないと思って結構です。
もしもこれが1だった場合は、これを0にしなければ、どこかでSSDがプチフリーズするようになりますので、開いているコマンドプロンプトに
fsutil behavior set DisableDeleteNotify 0
を入力して、Enterを押して、もう一度
fsutil behavior query DisableDeleteNotify
と入力して確認してください。0になっていれば、作業は終了なので、コマンド画面を閉じてください。以上です。
-ここからは蛇足です-
ちなみに、一応書いておくと、Windows 7以降のOSではSSDに対して最適化を行うと、Trimコマンド(ATA DataSet Management)が発行され、ストレージ上でGarbage Collectionが行われます。ガベージコレクションとは、データのインデックス上削除されたデータを完全に消去する作業のことです。これを行わなければ、SSDなどのNAND Flashはプチフリーズが起きるようになります。
HDDに行うデフラグメンテーションではありませんので、ご注意ください。Windows VistaやXP/2000でなければ、SSDに対してWindows側から最適化をやったから寿命が縮むこともありません。
尚、ストレージがGCに対応していないDataSet Managementに対応してない場合。具体的にはSDメモリーカードやUSBメモリーなどの媒体では、OS標準の最適化は実行できません。これは、Windows OSの仕様です。
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HDDは記録媒体が円盤でこの円盤に書き込む構造です。
この時、順番に書き込まれることはなく途切れ途切れになってしまいます。
読み込むときはこの途切れ途切れの状態だと遅くなってしまうのでこれを綺麗に並べ直すのがデフラグです。
CDでシャッフル再生をすると次の曲の再生に時間がかかるのと同じようなものです。
一方SSDはメモリなのHDDのように記録媒体が回転していないためでどの場所でも途切れ途切れでも読み書きする速度に影響しません。
また、HDDよりも書き込み限界が早いのでデフラグをすると寿命を縮めてしまいますのでwindowsではSSDはデフラグロしないようになっています。
SSD(半導体メモリーデバイス)なので出来ません。
HDD(物理磁気ディスクデバイス)なら出来ます。
デフラグとは、磁気ディスクの「内周部分あるファイル」や「分断されたファイル」を外周部に再配置することで、読み書きヘッドの移動時間(シークタイム)を短くして、読み書き速度を速くするものです。
SSDやUSBメモリー、メモリーカードデバイスには、HDDの様な物理的に“動く”部分が全く無く、再配置したとしても電気信号のみですので、何十万、何百万分の1秒も変わらない速度にしかならないため、デフラグは必要ありません。
またデフラグ不要の最大の理由ですが、これらの半導体メモリーデバイスには書き換え回数に限界があるので、デフラグの様な過度な読み書きが発生する操作を行うと劣化を進行させてしまい、逆に故障(書き換えが出来なくなったり、電源を落とすとデータが元に戻ったりする等)の原因となります。
デフラグはメモリーデバイスに対しては『百害あって一利なし』ですので、出来たとしても極力実行しないでください。
・デバイスドライバー IDE ATA/ATAPI コントローラーに「標準 SATA AHCI コントローラー」をインストールする
・BIOS/UEFI の SATA インタフェースを「AHCI」モードにする
これでできるようになりますが、SSDを最適化するのは寿命を減らす行為となりますのでくれぐれも慎重なご判断をお願いします。
https://storit.blog.fc2.com/blog-entry-73.html
https://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/all/windows-10/717622ad-4a32-42e6-b014-fb83721a1467