Nexus 7のGPS機能について

長文過ぎます（調べつつ濃くなってきた）ので、自分で超訳しますと
「ケータイや無いからあかんやん」と手の甲で突っ込む気持ちだったのが、
その手でがっちり握手、逆の手で「がんばれよ、結構いいぞ」と背を叩く状態。

少なくとも「みちびき」電波が見える最新ナビと同じ精度がある。
（１ｍ切るような「地上実測から修正する」モードまでは使わない）

A-GPSはグーグルが何とかしてくれる。市町とか郡単位に絞るための機能なので
携帯ルーターでつなぐ時は「SIMフリー輸入物」と同じで、携帯会社のスマホ
（つまりｓｐモード、IS NETコース、S!ベーシックパック、EMのスマートプラン）
契約端末に比べると、ひと手間掛かるのだが活きるはず。
WiMAXルーターとかWiFiスポット接続の場合もA-GPS効くのが良い事やらどうやら。

A-GPSとD-GPS（ディファレンシャル、常設地球局から校正情報を割り出し、
別の無線網などで公衆送信して精度を確保する、１０ｍ前後が数ｍほどに改善）
とは違います。
国立高等専門学校機構、富山高等専門学校
航海科学研究室（電子航海暦ブラウザ検索版など）
日本における衛星航法補強システム
http://www.toyama-cmt.ac.jp/~mkawai/lecture/radionav/dgpssystem.html
国土交通省の衛星ひまわり（気象画像観測と、その気象庁分析後画像を
放送する専用衛星中継機能に、更に便乗）搭載のGPS校正用諸情報の衛星放送か、
準天頂衛星みちびき（独自の時計情報と校正情報中継を送信、１ｍ精度目標）、
海上保安庁DGPSセンター（沿岸島しょの２７局、中波帯200bpsデータ放送）
http://www.kaiho.mlit.go.jp/syoukai/soshiki/toudai/dgps/index.htm
以外のサービス＝FM見えるラジオデータ多重のもの＝は終了しております。

トゥギャッター、昨年１０月に「Nexus7でみちびき受信を検証」ツイートまとめ
http://togetter.com/li/387970
「みちびき拾える」のは確かですが、校正データ活かせる話ではない様子です。

KDDI用語集、通信サービス＞A-GPS
http://www.kddi.com/yogo/%E9%80%9A%E4%BF%A1%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9/A-GPS.html
A-GPSは3Gの基地局常設なGPS地球局から「現在見えるはずのGPS衛星番号」を
通知されて、端末側のGPS受信ロジックの傍受優先設定をかける仕組みです。

3GやLTE網のデバイスが無い機種＝基地局網の「端末のあるセル＝基地局」情報を
問い合わせる足掛かりが無い＝Nexus7含む、では元々のA-GPS方式では使えません。

だが、グーグルの「IPアドレスからGoogleのA-GPSサーバーが勝手に絞込みする」
という機能があるので、Nexus7の標準マップに依存するアプリに関しては、
A-GPSが携帯WiFi無線ルーター接続時も経路次第では生きるらしいです。
Googleヘルプ＞maps for mobile
現在地情報のソースと精度
http://support.google.com/gmm/bin/answer.py?hl=ja&answer=81873
GoogleBlogger、しのぶろぐ（しのぶ氏）
モバイルルネッサンスのSIMでA-GPSを使う（非ルートでも可）。
http://www.shinoblog.com/2012/01/sima-gps_04.html
（FOMA網、非ルートでGoogleMaps以外も、AngryGPSが設定でsupl.google.com指定できた）