メモリ不足の解消

　常識的には最大容量までメモリー増設した方が適切です。理由としては、メモリーに余裕がある方が処理の高速化に役立ちますし、内蔵ＨＤＤ上にある仮想メモリーのアクセス回数が減るので、その分だけ処理が軽くなります。

　矛盾して聞こえるかもしれませんが、古いOSをいつまでも使い続けた方がメモリー不足は起こりにくくなります。新しいOSほどメモリー使用量が増えるのが通例だからです。３２ビットOSと６４ビットOSでは６４ビットOSの方がメモリー使用量は多くなりますし、多い方が処理速度が速くなります。

　常駐ソフトが多くインストールされているほどメモリー不足が深刻になります。常駐ソフトによっては必要性が低いのにメモリーを多く必要とするものがありますから、そういう常駐ソフトは外して置いた方が良いかもしれませんね。

　メモリーをケチるのが節約になると考えている人が多いですが、メモリーをケチるほど内蔵ＨＤＤの負担が大きくなって、ＨＤＤの寿命が縮みます。メモリーを最大容量まで増設して置けば５年以上使えるパソコンでも、メモリーを最小容量で使い続けると、ＨＤＤ上にある仮想メモリーを頻繁に使うので３年ぐらいで壊れる事もあります。ＨＤＤ交換すれば使えますが、メモリー増設して置いた方が利点が多いので、増設をお勧めします。

　私見ですが、過去に使い捨てたパソコンで最大容量までメモリー増設した機種は８～１３年使えました。メモリー増設しなかった機種は５～６年しか使えませんでした。長く使い続けたいのであれば、メモリー増設した方が賢明です。